御松茸騒動/朝井まかて | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。




こんばんは
陽が短くなりましたね
春夏秋冬生活は変わらず
バレエ漬けの日々ですw

教室でご一緒の
マダムFさんは時代小説好き
中古本で購入するか悩んでいた
今村翔吾さんの『塞王の盾』
Fさんはもう読んだと仰っていたような?
先日聞いてみましたら
やっぱり読了なさってました 
◯◯ちゃん、読む?持ってくるわよ!と
嬉しいお返事

早速面白かった作品3冊を
貸してくださいました
塞王の盾、は半分まで進みましたが
分厚いのでまだかかりそう

合間に漫画のような1冊を読了しました
まかてさんにしては相当軽め
気分転換になりました


『御松茸騒動』朝井まかて著


若き尾張藩士の榊原小四郎は
藩の財政を心配するあまり
上司に対しても物言いがキツくなりがち
そんな態度が疎まれ
江戸から尾張へ左遷され
御松茸同心という
ありがたくない役目を担う羽目になります

山のことも松茸のことも
全くわからないまま山を歩き回ります
亡き父の友である勘兵衛、藤兵衛、伝兵衛、
山に詳しい権左衛門や栄之進らに
助けられながら
やがて松茸のことを理解していく小四郎

尾張藩を想う彼の真面目な働きぶりは
10年の歳月をかけてようやく
花開きます
良いラストだったなーー
楽しい作品でした


今秋カナダ産の松茸を手に入れた際
あまりの大きさについ写真を撮りました

傘の部分だけで手のひらいっぱいくらい

香りはアジア産や国産より強くて

お得感ありました