言ってはいけない / 橘 玲 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。




珍しく連投いたします
よろしければお付き合い下さいませ(^-^)





各誌面で話題の新書を読みました 

子を産み育て中の身としては
人が人格を形成する要因に
家庭環境が影響しない、という真実を
なんとも受け入れがたいのですが
その話も含めて非常に興味深い
読み応えのある内容でした
それは空論、理想論を排除し
研究結果や証明されている事実を
提示しているからだと思われます

天邪鬼ですので
全部を信じてはおりませんけれど
説得力はありました(>_<)



「言ってはいけない」橘 玲  著




まず各項目の見出しが
読者の好奇心をそそります

◇遺伝にまつわる語られざるタブー
◇「頭が良くなる」とはどういうことか
◇知識社会で勝ち抜く人、
再貧困層に堕ちる人
◇進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
◇反社会的人間はどのように生まれるか
◇あまりに残酷な「美醜格差」
◇男女平等が妨げる「女性の幸福」について
◇結婚相手選びとセックスにおける
残酷な真実
◇女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?
◇わたしはどのように「わたし」になるのか
◇親子の語られざる真実
◇「遺伝子と環境」が引き起こす
残酷な真実




あれやこれや
うっ(;゜0゜)、、、
と思う内容が盛りだくさんでしたが
特にやられてしまったのが
終わり近くで述べられている

親子の語られざる真実についてと
遺伝子と環境が引き起こす残酷な真実

なぜかというと
子育て真っ最中でして
こちらに書かれていることが
我が家の長男にズバリ!当てはまるのです


○なぜ親のいうことを聞かないのか


我が家はそもそも
いうことを聞かないのか!はあまり無く
中学入学以降
親は極力、彼の世界に立ち入らない
指示をしない、構わない、というスタンス
とはいえ
多少の小言は出ますわね
でもこちらに記載されている

親より「友達の世界」のルールが
優先する理由

を読むと
ほーーーーーーーーーーーーーっ( ̄O ̄;)
ですよ!もう仕方ないことなんです!
生き抜くための戦術らしいです


わたしが「わたし」になるための要素は
遺伝子と環境
この環境、家庭環境は一切関係しないらしく
家庭外の環境が関係するそうです
だからといって親が無意味な存在だと
いうわけではなく
親の役割についても書かれています


言ってはいけない、、、



荒唐無稽な話でなく
じっくり読ませる中身
特に特に子育て中の皆さま
目から鱗ですよ!
面白い本がありますねぇ