大変感動しましたー!
『 銀二貫 』高田郁著
まずは内容紹介より↓
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。
読後感の清々しい一冊でした
苦労人が報われるお話
しかも時代小説、大好きです
本当の悪人は登場せず
主人公をはじめ
彼を取り巻く周囲の人達それぞれの
ひたむきで実直な生き方に
心が洗われるような気持ちになりました
親を眼の前で殺された松吉は
和助の恩に応え
本当に健気に真面目に
コツコツ努力を積み重ね
立派な青年へと成長します
泣きながら読んだ場面もそこかしこに
ぐっときましたよーT_T
寒天作りの過酷さや難しさ
商売の厳しさ
この時代の火事の多さ
などなど
読みどころは人間模様以外にもたくさん
誠実、真面目、謙虚、
才覚、運、縁、、、
持っていたい要素であります
終わり方もキレイで良かった!
初読み作家さんでしたが
他の作品も読みたくなりました
金曜日に
ナンタケットバスケットのレッスンへ
行ってきました
空いた時間、ひたすら編んでます
すっかり夢中です