お久しぶりです~
ようやく忙しい日々が終わります
うーん、無事に乗り切れて嬉しい!
今月、少しずつ読み進めていた本
予想通り
とても良い内容でした
ブロ友Cちゃんの紹介記事を見て
絶対に読みたい!と
すぐに購入した1冊です
「もの食う人びと」辺見庸 著
作家の辺見さんが
1992年末から1994年春まで
誰が、いつ、どこで、何を、
どんな顔をして食べているのか
あるいは食べられないのか
食にまつわる過去なども含めて
取材した本です
第1章はアジア
第2章は欧州(主に東側)
第3章はアフリカ
第4章はロシア
第5章は朝鮮半島
日本にいると
知らない見えない分からないことばかり
興味深い話のオンパレードです
エネルギー溢れる食事
生死にかかわる食事
怒りに満ちた食事
味気ない食事
哀しい食事
目を覆いたくなる食事
あらゆる食事の風景
食事とは呼べないようなものが多々あり世界の食事情を
垣間見ることが出来ます
クロアチアを訪れ
難民生活を送る女性を取材した話
辺見さんの文章に頭を叩かれました
…親兄弟を殺されたことを
ひたすら嘆き、嘆いたその口で
日々ものを食わざるをえないのだ…
食べることについて、、、
私達の食生活
安全安心がクローズアップされ
産地や添加物、残留農薬、放射能
その食品の出自全てに拘る徹底ぶり
果ては食の教育まで
そのようなことが大切なのは
百も承知しております
我が家の食事も
何も気にせず何も拘らず
作っているわけではありません
でも
こういう本を読むと
恵まれた国の
おとぎ話のようにも感じられ
せめて
食に対する主義主張は
声高に叫ばず密やかであるべき
そんな気がしてきます
これは良い、あれはダメ
買うならこれ、それは買うな、
その手のことは
各家庭または個人個人が判断し
静かに黙って実行すればいい話
だって
いつでも選べる立場で生きていけるとは限りませんものね
年に何回もは出会えない
凄い1冊でした!
Cちゃん♥ありがとうー!!!
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