一気に読んだので
一気に感想を書きます
『夜行観覧車』湊かなえ 著
高台にある高級住宅地
ひばりヶ丘で殺人事件が発生
父親が被害者で母親が加害者
裕福なエリート一家、高橋家に
一体何が起こったのか
残された三人の子供達は
どうなるのか
この家の向かいに住む遠藤家
遠藤家の隣家の小島家
それぞれが事情を抱えながら
この事件とかかわり
やがて真相が明らかになります
○○○○○○○○○○○○○○○○○
久しぶりの湊かなえさん
『告白』は凄いインパクトでしたが
この作品はそこそこ、な印象です
いやな話でした
無理な場所で無理を続けても
碌な事はありません
どこに住んでいるか
親の職業はなにか
学校はどこか
どんなクルマに乗っているか
どんな店で買い物をしているか
あの人は？
あの家は？
格差、カースト、ヒエラルキー
比べたらキリの無い話
でも悲しいことに
人は遠くの誰かと自分を比較しません
大抵自分の目に見える範囲
想像出来る範囲と比較しがち
どんな家庭にも
どんな人にも
必ず抱えているものがある、と
分かっていたら
一方的に羨んだり妬んだり
見下したり馬鹿にしたり
出来ないと思うのですが
この作品の登場人物は
目に見える部分だけに
振り回されっぱなしです
そして子供への過干渉
自分の何かを果たすための手段として
無意識に子供を道具に使い
目的を達成しようとする親
子供のため、と言いながら
自分のためなのが哀れ
そんな話のラストは
ちょっぴり消化不良でした
(･∀･)/
いつもお読み下さっている皆様
本当にありがとうございます！
年末年始に読んだ本の感想を
連投予定ですー♥
何球になるかは不明です
しかも変な球を投げそうですが
良かったらお付き合いください～
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