新年明けまして
おめでとうございます
本年もどうぞ
よろしくお願い致します( ̄▽ ̄)
年末から昨日まで
様々なアルコールを摂取し続け
さすがに胃腸が
ぐったり疲れ気味です( ̄ー ̄)
七草粥の使命
わかるわかる
昔の人はすごいなぁ
さて
ぼちぼち
読み始めました
数冊読了~
昨年ブロ友Pさんの
ブックランキングで上位にランクイン
吉田修一著
『 長崎乱楽坂 』
長崎の小さな町の
坂の上にある「三村家」が舞台
三村は任侠の家
未亡人となり
この家へ出戻った千鶴
その息子、駿と悠太の成長と
三村家の栄枯盛衰が描かれています
6章の連続短編集
1章から5章までは駿が主役
三村家に集う
若い衆の汗、肌の熱さが
ガンガン伝わってきて
こちらまで脇汗かきそう
でもその猥雑さ
昭和にはあったはず
まさに雄の家、、、
知性とは無縁の
動物的な大人達の中で
暮らさねばならない駿
父は亡くなり
母は女として生きていて
どこが彼の居場所なのか
母屋とは別の離れで
幽霊の声を聞き
大人になっていく過程で
この離れが特別な場所となり
やがて離れの住人としてしか
生きていけなくなる駿
最後の章で
ひとり三村家を離れた
弟の悠太が主役に変わり
彼の目を通して
駿と母と三村家のその後が
描かれています
没落、とひと言で表現出来ない
余韻あるラスト
消えゆくものと消えずに残されたもの
刺青の入った肌や
男同士の世界にしかない
憧憬、服従、諍い、嫉妬、、、
理解不能な未知の話に
まんまと魅了され
読み終えた後
物語の中からなかなか抜け出せず
夕飯時にお酒を飲みながらも
ぼんやりしてしまいました
長崎の、
あの坂だらけの街並みを思い出し
そこから出られなかった駿や
どうにか脱出した悠太のことを
ボワーっと考えました
この兄弟を思いながら
香川照之さんが好演した映画
「ゆれる」
を観たくなったのはなぜか。。。
吉田修一さんの
またまた別の顔に触れ
違う色を出し続ける感性、才能に
まいりました、はい
今年も素敵な本と出会いたいです
そして
映画、舞台、音楽等
気になるものには
積極的に出かけていって
心拍数上げることを目標にしまーす!
(^ー^)ノ
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