文春9/12号「さすらいの女王」より | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



作家の中村うさぎさん
体調が良くないようです


8月に
MXテレビ「5時に夢中」水曜日
コメンテーターとしてご出演時
呂律が回らない辛そうな彼女を観て
思わず画面を切り替えました
それ程痛々しいお姿だったのです…

週刊文春の人気連載
「さすらいの女王」を読めば
何か書いてあるかも?と追跡

第747回目のタイトルは

【 美魔女たちに告ぐ 】

整形しまくり
美魔女の旗振り役だったうさぎさんが
だからこそ、言いたい!と書いてます

…美魔女なんかになっても、べつに
何も手に入らないわよ。あなたたちが
欲しているのは他者の承認。
でもその「他者」って、あなたの中の
「脳内他者」だから、結局はこれって
「自己承認」の問題なのね。
あなた自身があなたを認めなければ、
いつまでもあなたは承認感を得られない。。。。(中略)

あなたが思い描く他者からの手放しの承認は、それが他者ではなく自己承認である以上、永遠に得られないんだってことに気づきなさい。

まだまだ悪足掻きを続けるのか、あきらめて戦線離脱するのかは、あなたの自由。ただ、そこには何もないのよ。
そこにはあなたの望むゴールなどない。美魔女の行き着く先は、どうしたって「虚無」なの。


((゚m゚;)
「 美魔女が大好き、この前まで急先鋒で旗降ってた私は彼女達に対して責任がある」と語るうさぎさん。


どこまで行っても負け戦だと知って、
戦う気を失くした。でも、あきらめずに戦った場合、その先に何があるんだろう?それを見届けるのが使命だったのに…早々に戦意喪失して申し訳ない!でも、それが「老いる」ということなのだ。死との距離が異様に近い。
振り向くともう死神の冷たい息吹に包まれている。。。


(;゜0゜)
すごい文章だったんです
圧倒されてしまって、、、

最後に止めを刺す一文
「まだ自己実現を夢見て戦い続ける
美魔女たちに告ぐ。君たちの向かう先にゴールなどない。あるのは虚無だけだと知れ!」




美しさや若さを維持するために
努力を惜しまない女性を否定しません
ご本人が良かれと思って頑張っている
ことに複雑な感情はありません
他人事?だからかな

若く見えることと美しいことは別
48歳が30歳に見えるとして
はたして褒め言葉かどうかは疑問です
30歳に見える48歳より
実齢30歳のほうが安心な気はします

うさぎさんが整形を繰り返して
見た目の若さを手にしていった理由は
美に対する執着だけではないと思います
あれだけオープンに
ビフォーアフターを公開していたのは
美とは違う何かを
探っていたのか埋めようとしていたのか

病気療養中で
ギランバレー症候群の疑いもあるとか

さぞお辛い状況とお察し致します
なんだかとてもかわいそうなのです



1人のファンとして
ただただ、ご回復をお祈り申し上げます



















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