薔薇とビスケット / 桐衣朝子 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



(*゚ー゚*)

素敵な作品を
読みました~

「薔薇とビスケット」桐衣朝子著

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装幀が好み♥タイトルも♥♥


老人ホームで介護士として働く
25歳の徹
仕事は5年目、キツイ労働環境にも
めげずに何とか頑張る日々

ある日
病院へ運ばれた利用者の部屋を
片付けている最中に
古いお手玉と日記を見つけます

徹がお手玉を放り投げると……








※ほんのちょっとネタバレ☟



なんと戦前の銀座へタイムスリップ!


芸者の置屋で
絶世の美女、千菊と出会います

物語は前半に徹と千菊、それぞれの過去が描かれ
現在と戦前とが交互に展開

タイムスリップした先で
若い姿のホームの利用者さんや
徹の祖母などが登場
ラストへ向けて
あちこちに伏線が張られてるな‼と
気付きます

ファンタジーといえばそうなんですが
徹が働く老人ホームの描写は
実際の現場の過酷さが読み取れ
介護士という仕事を続けることの
大変さを想像しました

「静かな絶望」

徹が仕事をこなしていくうちに
意識と無意識のハザマで感じる
奇妙な心象をこう表現するのです
うーん、すごい言葉

でも文章に暗さはありません(^-^)
とにかくテンポ良く場面が変わり
あっという間にラストへ

まあああああっo(〃^▽^〃)o

ほんわか
ステキな終わり方です~~~♬

みなさんいきなり老人になるわけじゃ
ないんですよね~
ひとりひとり
かけがえのない人生を
歩んできているのだなぁ~~
一生懸命生きなくちゃ
バチがあたりますね


うーむ、良い本でした(^◇^)♥



今日のティータイムは
ムフフ(>_<)オスカル様ローズティ
photo:02


飲んだら
夕飯作らなきゃぁぁ( ・(ェ)・)





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