おはようございます(^-^)ノ~~
雨の朝です
先日読んだ
「萩を揺らす雨」
コーヒー豆と和食器の店
小蔵屋の草さんが活躍する物語
第2弾を読了しました(^^)
「その日まで」吉永南央著
北関東、観音様が見下ろす町
紅曇町が舞台
今回は小蔵屋の1年間を
6つの物語にして収録
近所に質より量の和食器店
「つづら屋」がオープン
対抗意識丸出しのライバル店にも
自分のペースを崩さず
凛とした草さんが素敵です(*゚ー゚*)
秀逸は
第3話の『水無月、揺れる緑の』
地下鉄の駅で偶然古い知人
ナオミと再会する草さん
彫刻家のナオミから
「あの日、旧講堂の窓辺にいたのは
誰だったのか。それを調べてほしい」と頼まれます
あの日とは30年以上前
草さんが43歳の頃
女子高生だったナオミが
渡米する前日のこと…
彼女の大切にしていた
油彩絵具を焼いた犯人が
旧講堂の窓辺にいた人物
あれは一体誰だったのか
自分には時間が無い、と話すナオミ
……
高校生の頃のナオミを
思い出す草さん
アメリカ人の父親と
日本人の母親との間に産まれた
ナオミの美しさと迫力に
読者も魅了されます
どんな過去があったのか
時間が無いと話すナオミのために
奮闘する草さんですが
真相やいかに
遠く過ぎ去った出来事の中に
確かめずにはいられないことが
誰にも一つや二つあるかもしれません
でも
本当に確かめる人は少ないでしょう
ナオミの行動力が格好良く
最後まで付き合う草さんに
大人の懐の深さを感じました
第2弾は
後半のお話が特に
複雑でしんみりしていて
短編のサラッとした読みやすさ
薄れていた気がしました
違った面白さ、というか…
草さんが素敵なおばあちゃんであることは間違いありません!
第3弾へ進みます( ̄▽ ̄)~♬
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