もう何年前の事件だったのか…
記憶が少し薄らいできています
東京文京区の音羽で起きた
はるなちゃん殺害事件
同じ幼稚園に通う園児の母親が
僧侶であるご主人の説得により
自首した事件です
被害者と加害者が
顔見知り
当時はるなちゃんはまだ2歳か3歳
悲惨な事件でした
この事件がモチーフになっています
「 森に眠る魚 」角田光代著
文教地区に住む数組の母子
ママ友達として
お付き合いをしていく中で
お互いの家庭への干渉
経済的な差からくる嫉妬
子育てについての考えの相違
孤立したくないため
笑顔で付き合っていくうちに
心の中に黒い感情が積もっていきます
みんな少しずつ壊れ
おかしくなっていく様は
読んでいて気味が悪く
読後感は余り良くありません
「公園デビュー」という言葉
騒がれた時期がありますね
最初の子を産んだ後
初めての子育てに不安も多く
お母さん友達が欲しいなと
思ったことはありました
幸いご近所に恵まれ
公園でも普通に遊び
この、公園デビューなる事柄に
心をサワサワさせずに済みましたが
我が家から少し離れた公園では
!(◎_◎;)うそっ!と思うような
出来事が実際にありました
ある日、見慣れぬ親子が
お砂場で遊んでいたので
お近くですかー(^-^)?と声をかけると
…○○丁目なんです、、、
引越してきたばかりで
近くの公園へ子供を連れて行ったら
グループで来ていた
親子数組の1人から
(`Δ´)ここ、うちらの公園だから!
と、威嚇され遊べなかったんです、、
はあっ???なんじゃそりゃぁ??
公園は区の管轄、
どういう思考回路で
そんなお馬鹿な発言しちゃったのか
全く意味が分かりませんでしたが
同じ子を持つ母親として
情けないやら
哀しいやら。。。
子供がある程度大きくなり
あの頃を振り返ると
若いママさん達の
必死さや悩みや不安が
分かります
でも、
どう考えても相性の合わない相手と
無理して付き合って…
そうまでして得られるものって
一つもないような気がします
小さい子に
友達を作ってあげなくては、と
焦らなくても大丈夫
ママがいれば
全然大丈夫です
孤独感がつのったら
無理に友人を作らずとも
行政に受け皿があります
今、友人が出来なくても
いずれ子供が縁を作ってくれます
この本に出てくる
お母さん達は
子供のため、子供のためと言いながら
自分が、自分が、と
自分の欲や不満を埋めるために
必死になって
どんどん深みにハマっていってます
振り返れば
あっという間の歳月
溢れる情報や
正解のない事に
思い煩う事無く
キラキラした時間を
大切に。。。と
願わずにはいられません
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