大河ドラマ 「光る君へ」
27話 「宿縁の命」
私の勝手に感想 です
「偉くおなりになって、人の心がお読みになれるようになったのですね」
というまひろに
その後の言葉に詰まる道長
飲み込んだ言葉は、なんて言いかけたんだろ?
「お前のことだからだ」と言いたかったのかな、、、。
話題を変えるように、、
「越前はよき所であったか」 と聞く道長
「寒うございました」と答えるまひろに
「越前守には、苦労を掛けておる」と頭を下げる道長
「国司でさえ大変ですのに、朝廷の政の頂に立つ道長様はどれほど大変か。
そのことが、越前に行ってよく分かりました」
というまひろのその言葉をかみしめるように背を向けると
「あ、海を見たか?」と明るく問いかける道長
まひろ「はい。海を渡ってきた宋人から、宋の言葉を習いました。
(你好、、、と宗語を口にして) 宋のあいさつでございます」
「は~、、昔から賢いと思っておったが 宋の言葉まで覚えたか」
「あいさつなら、誰でも覚えられます」
「もっと話してみよ」
少し考えた後、まひろが再び宋の言葉で話し始める
「何と言ったんだ?」
「越前には、美しい紙があります。
私もいつか、あんな美しい紙に、歌や物語を書いてみたいです、、と」
「巧みに宋の言葉をを操って。そのまま越前におったら、
宋の国に行ってしまったやもしれぬな」
「されど、都に戻ってまいりました」
「戻ってきてよかった」 と、まひろを真っ直ぐ見つめる道長
目と目があって 会話が途切れ、、
まひろは供の者たちのもとへ戻るという。
「お目にかかれて、うれしゅうございました。お健やかに」
この「お健やかに」と言われた時の道長の表情が
まるで夢か何かから覚めたように
というか「現実」に引き戻されたみたいに、その後
「これで終わりなんだな」と
一瞬ため息のようにふっと笑うんだよね
(セリフのない表情だけの演技が今回も炸裂の道長役の柄本さんです)
「おまえもな」
そう言い残すと何かを振り切るように速足で立ち去る道長。
遠のいていく沓音、、。
が、 止まる
そして 速い音となって近づいてくる
まひろがそれに気づいて振り返ると、
道長が駆けて下りて戻って来た。
目と目が合う二人
この時の 息を切らせながら思いつめた道長の表情が、、
オバサンには切なすぎて 一発でノックアウトだ
目が合うと同時におもわず駆け寄る2人
このシーン スローモーションで、めっちゃ良かったねぇ
磁石のように吸い寄せられ固く抱きしめ合うまひろと道長
越前にいる時、まひろが周明に言っていた「抱きしめられると判る」とは
まさしくコレのことなんだ
キスする時の道長のまひろの頬に手を添えた 震える指先も 実によかったね
なんか 「やっと、やっと手中に出来た」感が溢れてて
それに応えるようなまひろの甘えるように道長を真っ直ぐ見上げる目も
あの10年前 (いやもっと前か(^^;)あの時と全く同じ
うん明らかに 宣孝ん時のまひろとは違う
「今一度、俺の側で生きることを考えぬか」
(この時の二人の顔を寄せている姿が+アクト7月号のあの吉高ちゃんと柄本さん
そのままで)
「お気持ちうれしゅうございます。でも…」
「俺はまたフラれたのか」
そう言いながら互いを抱き寄せ合う2人、、
えーーー、
まひろ、やっぱり今回も道長をフッちゃうのか~
と、思いながら
でも
ん なんだろう、、? このシーン。。
なまめかしいシーンのはずなのに
今でいうなら ダブル不倫のはずで
それも もう、若さのせいにはできない
分別のあるイイ年になったそれぞれ妻も夫も居る 男と女の
本来ならもっと ギトギトの ドロドロの
正直、おえーーーっ な
私のキライなシーンのはずなんだけど、、
不思議とそう感じなかったのは
私が「道長推し」だから? いや、それだけじゃない、,筈だ
そうか
まひろと道長があの廃邸の時の
あの時の二人にタイムスリップしてるからだ
(っていうか、道長なんて廃邸の時の方がもっと色っぽかったかも)
この回の演出は佐々木さんって方で
廃邸の契りの回や 前回の銀粉キラキラの
黛さんとは違うから
銀粉は全く使われてはいないんだけど、、
吉高ちゃんと柄本さん2人の演技や表情が
あの時のまま、、で
それに加えて 前回あれだけラストに
銀粉(月のしずく)キラキラで 印象づけられていたのと
2人の寝所をそよそよと風が吹き抜けてく描写と
このところ ずううううーーっと、毎回
一条帝と定子チャンの濃厚なシーンばっか
見せられ続けられて免疫つけられていたから なのか
しかも都知事選で休止という思いがけない相乗効果という副産物も
相まって(なんせ2週間もずーっと待たされジラされたからね)
いままで不倫ドラマ大嫌い!で
一度も見たことのない私が
(その昔の「金妻」から始まって「昼顔」も一度も見たことが無い私
いくら郷土に由縁のある太宰でも「大嫌い」で 作品を読んだことも
映画もドラマも見た事もない私)が
拒否感なく すんなり受け入れられたのは
丁寧に積み上げられた これらの演出のせいなのかもしれない
名付けてこれを
「銀粉キラキラマジック&一条帝と定子ワクチン演出」ってか
いつもYouTubeで「光る君へ」の解説動画を出されてる方が
「賢子がまひろと道長の子」という今回のドラマの設定について
「アリか ナシか」というアンケートを今、UPしているんだけど
その回答が 97% が アリ という回答 (7/16 早朝の時点で)
勿論、今までブログやSNSで
「たぶんこうなる設定」という噂がではじめた時から
「史実と違う」「もう見るの辞めます」という反対の意見も多数あったし、
この数字は肯定派の人達が多く票を入れる傾向にあるだけなのかもしれませんが
私が思っていたよりも圧倒的に多い数で正直驚きました。
長くなりましたので とりあえず今日はこの辺で
私の感想は まだつづきます