蓮が咲きました。ここ何年かは白い蓮が咲いていたのですが、今年は赤い蓮が咲いています。
赤色の蓮も綺麗ですね。
仏教では、蓮の花はよく出てきます。蓮華座、踏み蓮華、供花、蓮を持つ仏、等。
その綺麗な花びらから色々と例えられています。
蓮は泥の中で蓮根が育ち、底から細い目を出します。やがて大きく綺麗な花を咲かせるのです。
この泥というものを人の欲望であったり、迷いだと例えられます。
欲や迷いの中からでも芽を生やし綺麗な花を咲かせる。この綺麗な花を仏性と例えられます。仏性とは仏になれる性質。仏の心とします。
誰しも迷い欲望という泥はあるが、人の心の中には、必ずしも綺麗な蓮の花の様に咲かせられる、仏のような心を持っている、とお釈迦さんはおっしゃったのです。
その為には、仏性が芽生える為には、まず人のことを思いやる。この事が一番大事なのでしょう。全てはそこに尽きるような気がします。
蓮は清浄であるという例えがよく分かる気がします。
では。