仏教の「不殺生」の戒は一番重要とされています。
仏教でも戦時中、戦争に加担した所もありました。今ではそれを反省し見直されています。
戦争中は誰もが気がおかしくなり、洗脳状態になるのかもしれません。
「戦争で勇敢に戦って敵を殺せば天国にいける」なんても教えもあったそうです。
しかし、それは邪見です。
お釈迦様はおっしゃいました。
「戦争で兵士になったものは敵に武器で討たれてしまえ、殺してやろうという恐ろしい心理状態にいる。そのような人が敵に戦を臨み、死に物狂いで戦場で力を振るい奮闘し、敵に討たれ殺されたならばどうなるか。身体が壊れ命が尽きた後、サラージタという名の地獄に落ちる。来世には地獄、畜生である」と説かれています。
【相応部経典 戦士経】
勇敢に戦ったから天国、極楽へいけるなんて事はあり得ないのです。
戦争で人々が集団を作り、敵を殺そうとしたり、獲物を狩ろうとしたりして、集団の誰か一人が殺生した場合、誰の罪になるのか？
軍隊で軍事行動をおこなった場合、全員が加害者なのです。
その中にあり殺生への連携プレーを行った場合も一緒という事なのですね。
いわゆるほう助の罪で問われるのと一緒という事ですね。
いかなる場合であり、自分は絶対に不殺生の戒を破らない。の意識を持つ事が大事です。
宗派を問わず、仏教徒であれば「戦争に加担してはいけない」という大前提を覚えておかなければいけませんね。
仏教の教えは学校の教科書になっても良いんじゃないかと思うくらい素晴らしい教えが沢山あります。
人間が人間らしく生きていける道徳であるような気がします。
どうかこの先もずっとずっと先も戦争がおこりませんように。。。
一切の悪行為をしないこと。
善行を行うこと。
自分を清めること。
これが諸佛の教誡です。
【法句経百八十三偈】
では。
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