〈第1章 生きる意味〉
1節～行動には目的がある～
人生って何だろう・・・
何の為に生きているのだろう・・・
人生って意味はあるのかな・・・
正しい人生の生き方ってあるの・・・
人間は生きている間に、
心が迷い、方向性を見失うことがあります。
それを表す言葉が
『自分は何の為に生きているんだ』
と、いうものではないでしょうか。
生きる意味なんて考えても仕方ない。
生きる意味なんて存在しない。
この様に”諦めの境地”と言っても
過言ではないような声が
聞こえてくることも珍しくありません。
では、本当に生きる意味は無いのでしょうか？
考えても無駄なのでしょうか？
この人生最大の問題に答えを出していきたいと思います。
まず考え方の大前提としては、
人種や性別、年齢を問わず
人間としてもっている共通点と、
そもそも、
人間の行動はすべてに目的があるという2点です。
まず行動には目的があるという部分からですが、
目的が存在しない行動はありません。
例えば馬券を買い、
競馬をする1人の男性。
この競馬をする、馬券を買うという行動の目的は、
勝負に勝って金銭を得る事にあります。
そしてその目的が達成された場合は喜びが溢れ、
目的が失敗に終わった場合には
怒りや悔しさ、悲しみなどが押し寄せます。
ある1人の女性はアイドルのコンサートに行きました。
その目的はファンのアイドルを観ること。
その歌やダンスを楽しむこと。
その為に新幹線に乗って大阪から東京まで移動しました。
コンサートを無事に観ることが出来れば
感動(嬉しさ)が溢れ、
仮にコンサートが中止になったり、
自身の体調不良でロクに観ることが出来なかったならば悔しさや悲しみに襲われることになります。
さらにもっと身近な行動で考えてみましょう。
家の中で、自分の部屋にいます。
リビングに行くのも
トイレに行くのも、
それぞれ目的があります。
目的が無ければ部屋から移動はしません。
頭をポリポリ無意識にかくことも、
頭が痒くて気になったからであり
何も目的がなくかくものではありません。
人間の行動には必ず目的が存在し、
その目的が達成された場合は喜び、
その目的が失敗した場合には負の感情になるものです。
生きる意味を考えるにあたって重要なポイントとなります。
□スーパーに行く
食材を買うために自転車で20分
●綺麗なお野菜などが買えたら
●品揃いが悪く良い物が無ければ
●閉店・休業日で休みだったら
□レストランに行く
お腹が空いたので家族で夕飯
●美味しい料理で満腹感で満ちた
●料理も不味く店員の愛想も悪かった
●待たされたあげく注文も通ってなかった
□海水浴に行く
友人と楽しみに予定してた娯楽
●たくさん笑って泳いで満喫できた
●波が荒く天気も悪くなり早めに終了
●若者が乱れて暴れており怖くて遊べなかった
□パチンコ(ギャンブル)に行く
自分の運を信じて店に入った結果
●勝って大儲け
●勝ったり負けたりで結果トントン
●ボロ負けで終わって借金レベル
この様な事例の様に行動には目的がありますよね。
では【人生】という壮大な行動にある目的は何でしょうか？
人生の目的？？
そもそも望んで生まれた訳じゃないから目的も無い！
自分から望んで行っているレストランやギャンブルなどは
目的があるだろうけど、
自分から望んでいないものには目的はないんだ！
こうした声も実際にありました。
しかし何気なく家に居てるときにも、
トイレに行く目的は
用を足すことであり、
玄関に行く目的は
呼んでも無い
訪問者に対応する為ということもあります。
さらに言えば家に居てる目的は？
雨風にあたらない様に生きるため。
自分の所有物を盗まれないため。
上記の理由があり、部屋(家)を契約・購入して自分の帰る場所を作ったために、そこに帰る。
いずれにしても目的が存在します。
人生という舞台はこうした部分も関係しているものです。
人生の意味を語るには、
まずは行動には目的があるというところを念頭に置いておきたいと思います。
そしてその答えに辿り着く為には、
次に人種や性別、年齢を問わず人間としてもっている共通点という理解が必要になってきます。
2節へ続く・・・
