〈第2章 笑顔になる為に〉

3節~特徴と個性~

 

 

 

 

3節では特徴と個性についてお伝えします。

 

 

 

草食動物はその種類によって、

 

個性があり、その全てによって

 

草食動物全体としての

 

使命を果たしているとお伝えしました。

 

 

 

 

 

人間も同じことです。

 

 

まずば人間を1人1人観察してみると、

 

それぞれ特徴が存在します。

 

 

ここで言う、特徴とは

 

 

良いとか悪いとかは関係なく、

 

事実だけを見た結果です。

 

 

150㎝の身長の男性がいました。

 

これは平均の身長から考えても

 

背が低いという特徴。

 

 

 

例えば、走るのが早いとか泳ぐのが早いも特徴です。

 

 

 

高い声質、低い声質。

 

これも特徴です。

 

 

 

 

数学が得意、社会は苦手。

 

これも特徴です。

 

 

 

 

あの人は元気で明るい人だね。

 

あの人は落ち着いている人だね。

 

いずれも特徴です。

 

 

 

この特徴は良いか悪いかではなく、

 

事実を言っています。

 

 

しかし、この特徴を個性という概念に切り替えたら、

 

 

良いか悪いかという価値観をともなってきます。

 

 

 

 

 

元気で明るい人を見た時に、

 

『元気で活発な人だね!爽やかでいい感じ』

 

 

こう思う人と、

 

 

『声も大きくてウルさい!黙れよ…』

 

この様に思う人が出ます。

 

 

 

静かなメロディのバラードソング。

 

『凄く感動的な歌詞で素敵な歌』

 

『テンションの落ちる女々しい歌』

 

方向性が分かれました。

 

 

 

 

様々なもので特徴を個性と変えた時に、

 

 

必ず表裏一体のものとなり、

 

どんなものでも表と裏が存在します。

 

 

 

失恋ソングを得意として、

 

制作する楽曲は基本的にラブバラード。

 

 

この歌手に対して、

 

もっと気分の盛り上がる歌を歌えよ!と反対の価値観の者がいるとしましょう。

 

 

 

歌手はこの意見にショックを受け、

 

 

バラードを封印しながら明るい曲を制作。

 

 

『おお!これで良いんだよ!』

 

 

確かに反応は変わりました。

 

 

しかしその反面で、

 

 

『え~なんか雰囲気変わっちゃった。前の方が感動する歌が多かったのに~』

 

 

この様のもともとのファンが

 

嘆くことになるでしょう。

 

 

 

 

つまり、どの様に変えても

 

 

表裏が消え去ることはあり得ないものです。

 

 

 

 

だとするなら、

 

 

本来、自分自身が

 

好き・得意・上手いと言える、

 

 

バラードソングを作り続けた方が、

 

 

 

自分もファンも喜ぶ結果になるものです。

 

 

 

 

そもそも、これを否定する者は

 

 

ファンではありません。

 

 

 

 

近年はこうした

 

自分の気持ちを大切にして、

 

 

他人の価値観に振り回されない様に

 

という概念も広まってきています。

 

 

 

 

これ自体は良し悪しがりますが、

 

 

 

 

自分の個性に対して向き合う際には、

 

 

絶対に自分の個性をまげる様なことは

 

 

するべきではないと言えます。

 

 

 

自分の個性、、、

 

 

容姿や性格、得意なもの、好きなもの。

 

 

 

これらは何の為に備わっているのでしょうか。

 

 

 

4節に続く…