〈第2章 笑顔になる為に〉

4節~個性と自分の使命~

 

 

 

 

自分自身の個性を洗い出せたとします。

 

 

 

 

容姿や好きなもの、

 

 

得意なものがそれに当てはまります。

 

 

 

この個性はいったい何の為に与えられているのでしょうか。

 

 

もちろん人間全体の使命の為にという部分はあるのですが、

 

 

 

その中でも他人とは違う、

 

 

 

自分の個性。

 

 

 

 

これは自分がどのような手段で

 

 

人の役に立てるのか。

 

 

自分が何をすれば人は喜ぶのか。

 

 

他者に価値を提供するための

 

 

手段の種のようなものが個性です。

 

 

 

自分は細身で力の弱いタイプとしましょう。

 

これで人力車のようなパワフルな仕事で人を喜ばせようと思いません。

 

 

学生時代からスポーツに励み、

 

人より足腰も強く、力が強い。

 

 

これであれば人力車もそうですが、

 

この個性をどの様な場面で活かせば、

 

人の役に立てらえるかを考えます。

 

 

 

勉強は苦手だけど、筋トレやスポーツは好き!

 

 

それなのに、

 

筋肉だけじゃなく勉強もしろ!

 

 

と言われて、

 

 

苦手分野を一生懸命伸ばそうとしても、

 

 

厳しい現実が待っています。

 

 

 

仮に少し伸ばせたとしても、

 

その分野でセンスのある相手には敵いません。

 

 

 

しかも自分の中で

 

 

『はあ、頑張らないと…』と

 

 

無理矢理にやる気を起こさせないと

 

 

動けないものでもあります。

 

 

 

しかし筋トレやスポーツになれば、

 

笑顔で真剣に楽しみながら練習も出来る。

 

 

これが本来の個性であり、

 

自分が手放してはいけない自分の価値であります。

 

 

 

 

英語は苦手だし嫌い!

 

 

美術は得意だし好き!

 

 

 

こんな人が苦手な英語を克服する為に、

 

 

英会話などに通い、

 

 

少しは英語の理解を深めたとします。

 

 

 

せっかく英語に関する勉強をしているのだから

 

 

英検の資格を!と思い、

 

 

試験を受けてある程度まで取得したとします。

 

 

 

 

次に、せっかくの資格ですから

 

 

活かさねば!と思い、

 

 

英語を扱う仕事を選びました。

 

 

 

そうなると、本来苦手で嫌いだった英語を職業にしてしまい、

 

 

仕事自体が楽しめないものに感じるでしょう。

 

 

 

 

しかし美術は得意だし好きなので、

 

 

 

絵の勉強をして芸術を深め、

 

 

そっちの道に進んでいれば、

 

 

自分の本当に好きなことに

 

 

没頭するように仕事をこなせ、

 

 

 

それを評価された時の喜びも格段に違ってきます。

 

 

自分の個性もまた、

 

 

自分自身を笑顔にするために

 

 

他の誰でもない、自分自身が裏切ってはいけない重要なポイントであると言えるでしょう。

 

 

5節へ続く…