若き日の次郎長 東海の顔役」(1960)の続編。

 

というわけで、お蝶と二人で新婚旅行に出かけた次郎長は、

風変りな馬子に甲府には入らない方がいいと言われる。

 

甲府ではヤクザで十手持ちの猿屋の勘助が代官と組んで、

法外な税を掛け払えない者を鉱山に送り込んだり、代官が

目を付けた甲州屋の娘お竹を献上しようとしたり荒れ放題。

 

一度は通り過ぎたものの見過ごせない次郎長が引き返すと、

次郎長が気持ちで手渡した多額の馬子賃をめぐって病人の

雲助が勘助の手下に暴行を受けており、次郎長が仲裁に。

 

津向の文吉親分の家に入った次郎長が一家を集合させて、

甲府の町を見過ごせないと相談していると、勘助一味から

お竹を助けて逃げてきた吉良の仁吉が文吉宅に現れた。