大井川鉄道井川線 2010年 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

SLの走る本線に比べて、取り上げられることの少ない井川線ですが、アプト線あり秘境駅ありと魅力たっぷりなんです。残念ながら本数が少なく、複数の場所を楽しむとなると、現地宿泊をしなければ鉄道だけでは上上手く廻れません。そういう事で観光客は、バスも使って片道だけ楽しんで帰るようです。しかも災害が多くて、やっと復活したかと思えば、再び接岨峡温泉から先が現在運休中です。接岨峡温泉から先は、尾盛駅、関の沢鉄橋や井川ダムなどの魅力的な所があるのですが、残念ながら道路事情が悪くて大型バスが入るのは困難な地域です。地元利用など既に全くと言ってありませんから、この区間は廃線になる可能性があります。今回は千頭方面から順に少し見ていきます。

川根小山駅交換です。この駅は、秘境駅の様に駅周辺だけ見ると感じるんですが、集落が直ぐ近くにあります。但し全く地元利用はありません。井川線は本数が少ない上に圧倒的に遅いんです。車の3倍くらいの時間がかかります。

同じく川根小山駅です。第4種踏切を列車が行きます。この踏切を越えて、200m程林を抜けると、そこそこ大きな集落に入ります。ここまで乗用車でなら楽勝で来ることができます。千頭からも近くて物資補給もできるので、付近で宿を取る時には、当駅が定宿となっています。全くと言って良いほど誰もやってこないし、降りる観光客もいません。

井川線の一つの目玉である、アプト区間です。麓のアプトいちしろ駅が、右中の赤い屋根の所です。そこからアプト区間に入り、トンネルを潜って橋を渡り(丁度橋梁上に列車がいます。)左上のダムにある長島ダム駅までが最大勾配90‰のアプト区間です。この今立っている地点は、ウサギ辻と言って、遮る事のない格好の俯瞰ポイントになっています。井川方面ではなく、寸又峡方面に分岐する、山越え道の途中から分岐する林道上にあります。林道はこの先ひらんだ付近で井川方面道路に合流します。

これがアプト区間の導入部分です。3列のギアが並んで、特別な機関車の歯車とガッチリ嚙み合って登って行きます。

 

湖上駅です。ダム建設によって線路を付け替えられ、全く道路の無い半島の先端に駅が設置されました。階段を降りれば船で脱出は出来ます。鉄橋の横に歩道が付いており、それを歩いて山を越えれば、20分位で撮影地点まで歩いて来る事がことができます。しかし車は無理です。撮影地点はバス停もありますから、バスに乗る事もできます。毎年梅雨前にはダムの水位を下げますので、その時には、湖上駅のホームから、対岸の旧線の鉄橋やトンネルを見る事ができます。

接岨峡温泉駅です。現在これ以降の路線が運休中です。駅前に小さな温泉があります。温泉宿までは少し距離がありますので、歩くのは厳しいと思います。またココから湖上駅まで遊歩道がありますので、ハイキングにも最適です。

 

尾盛駅です。個人的には小幌駅よりこちらの方が、秘境度は高いと思っています。しかしそれはそれでいいと思います。1番になんてなると、もうすごい人が押し寄せてしまいます。小幌駅はもう既に観光地化しており、18切符時期の昼の一番いい時は、警備員まで配置される始末です。その点ここ尾盛駅は、全く人の気配がしません。小幌駅と同じく取り付け道路も無いので、列車でしか行くことができません。この駅に徒歩でたどり着いた人もいるようですが、それはそれでもう一つの冒険記と言えるほどの難路のようです。と言うか、コンパス頼りに山の中をかき分けていっています。

この駅には駅舎と言うか作業小屋が建っています。中に入る事が出来て、緊急用の電話が設置されています。時折付近で熊も出没する事もあります。ホーム下には、マムシが巣を作っており、チロチロと舌を出して威嚇してきます。

 

尾盛ー閑蔵にある関の沢鉄橋です。接岨峡温泉街から車で行くことができます。新道が開通して旧道化した道で、鉄橋展望台以降は、閑蔵まで道はありますが、落石多数で通行できません。川面から100mあり、私鉄では日本一の高さだそうです。紅葉も見事です。但し山間にあるため、川面まで光が届くのは、昼のわずかな時間しかありません。列車はこの鉄橋上は徐行運転するので、様々な角度、ズームで撮る事ができます。鉄橋の尾盛側のトンネル入り口には分岐のレールが延びていますが、現在未使用です。トンネル入り口には細い道もあります。この上のダム施設時に資材運搬に使用されていたと言う記録があります。

閑蔵駅です。交換ができますが、1日に1回か2回あるかどうかです。現在は運休中ですからありません。この駅は積雪時が非常に雰囲気が良いのです。結構その写真が上がっているのを見かけます。しかし自分は静岡単身赴任時代スタッドレスを吐いていませんでしたから、来る勇気がありませんでした。

井川駅です。右に延びているのは、橋を渡ってトンネルを抜けてその先堂平まで貨物線が延びています。しかし現在ではトンネルは閉鎖され、中は通り抜けられませんが、トンネル出口には徒歩で回り込むことができ、その先堂平まで遊歩道が整備されています。木のチップが敷き詰められ歩きやすくなっており、ベンチもなんかもあり、弁当も食べる事ができます。小さなトンネルを抜ける事もできます。終点の堂平ではポイントなんかも残っています。

 

本線の方は何とか復旧させると思いますが、井川線の方はどうでしょうか?状況調査に入っていますが、復活するかどうか微妙です。無くなるには惜しい路線ですが、、、