JR北海道 来春追加の廃駅 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
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北海道新聞に廃駅検討42駅が掲載されました。太字は既に自治体管理駅に移行しており、自治体予算が尽きると即廃止になる駅です。以前から公表されていました。

オレンジのマーカーが為されているのは、来春3月で早々に廃止となる予定駅です。もうほぼ沿線自治体とは折り合いがついている物と思われます。先日別報されていた、中ノ沢駅も来春予定に入っています。それを含めて4駅になるようです。

 

 

 

宗谷本線初野駅です。撮影当時は稚内寄りの隣駅は紋穂内駅でしたが、既に先に廃駅となってしまっています。国道と平行に線路は敷かれており、周りに人家は余りありません。宗谷本線沿線は自治体移管になっている駅が多いので、廃駅は免れるかもしれません。美深町は、今春隣駅の紋穂内駅を廃止、その隣の恩根内駅も町管理駅になっています。美深町の懐具合に依りますね。ひょっとしたら、恩根内駅の方の維持を断念するかもしれません。

 

石北本線愛山駅です。ここの駅舎と言うか待合は撮影漏れです。ウィキから拝借しています。ホームの写真は自分で撮影しています。これは到着ではなく、出発していく写真です。列車を撮り込むために慌てて待合側の撮影を忘れてしまいました。石北本線も北日ノ出、将軍山、東雲など近隣の駅に続いて廃駅になってしまいそうです。

このようにしてどんどん廃駅が進む事によって、駅間が伸びる事になります。現在在来線で、最長駅間距離はこの先の上川―白滝の37.3㎞です。37.3㎞というのは、大阪で言うと、環状線一周が21.7㎞、大阪-桂川37.5㎞、大阪-新長田37.2㎞。東京で言うと山手線一周34.5㎞、東京ー東戸塚39.6㎞、東京―蓮田39.2㎞と比較すると実感できるのではないでしょうか?

 

石勝線滝ノ上駅です。旧夕張線からの駅です。石勝線開通とともに改名されました。1日上下5本の列車しか停まりません。朝7時過ぎに訪れた時には、駅前ロータリーに子供達が5人位いました。列車なんてないのになと思っていると、スクールバスがやって来て、全員乗り込みました。バス乗り場と化しているようです。鉄道が利用されている様子はありません。廃駅止む無しでしょうね。

 

 

 

先日掲載した中ノ沢駅です。函館本線は路線廃止が噂されています。長万部―函館は貨物線として残っても旅客輸送は廃止になりそうなので、もうその先触れとして、乗降の少ない駅はどんどん廃止にしていくのでしょうね。

 

発表のあった廃駅検討先の中で、特に宗谷本線は、これらの16駅が本当に廃止になると、残りはもう特急停車駅が殆どになってしまいます。名寄以北は、普通列車そのものが廃止され、特急列車のみとなるかも知れません。最長駅間記録も宗谷本線内になるかもしれません。

オマケです。根室本線東滝川駅です。廃駅検討の中に入っていますが、すぐさま廃駅になる事は無いようです。

この木造駅舎を見て何か思い出しませんか?そうです。廃線になった札沼線の新十津川駅とそっくりです。直線距離で10㎞位です。開業年度は違うんですが、改築年度が両駅とも1950年頃と同じです。設計者が同じなのではないかと思います。

 

今夏も北海道は、今年限りというのが目白押しです。私は今夏ではなく来夏を予定しています。出かける方はこれらに訪問されてはいかがでしょうか?