還暦夫婦九州に行く 2日目 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

2日目は北九州苅田から出発です。本日の予定は別府地獄めぐりと阿蘇大観峰、そして熊本市内泊です。

 

別府地獄めぐりはあまりにも有名で、実際はたいして期待していませんでした。私は全国あらゆる所へ行っていますが、この地獄めぐりは、多分俗化しているだろうと、今まで避けてきました。しかし今回は思い切って、行ってみる事にしました。これが実際結構よかったですね。

 

 

 

地獄めぐりは、血の池、龍巻、かまど、鬼山、白池、海、坊主の7つの地獄を指します。その内、血の池と龍巻は隣同士、残り5つが隣接しており、それぞれのグループは、3㎞程離れています。最初は血の池地獄から巡り始めました。写真ではよく見る赤い池です。酸化鉄を多く含むので、赤く染まっています。湯気が上がっており、風向きで温かい蒸気がやって来ます。毒々しい赤色ですね。まさに地獄色です。

 

 

続いて隣にあるのが龍巻地獄です。龍巻とは間欠泉の事です。30分から40分の間隔で噴出を繰り返す、世界一インターバルの短い間欠泉だそうです。上に蓋をしてありますが、それがなければ40m以上噴きあがるそうです。しかしながら、それが雨の様に降り注ぎ、見物客を濡らすので、蓋をしているようです。なんか来たなと思ったら急に噴水が噴きあがり、5分ぐらい勢いよく噴出しています。かなりの迫力で、予想以上でした。

 

 

 

 

車で5分ほど移動して、かまど地獄にやって来ました。ここは小さな血の池、小さな坊主地獄もありましたが、メインは青い池です。これは酸化シリカが溶け込んで、このような色を出しているそうです。ここには足湯も併設してあり、これが下が砂地の物がとても気持ちよく、芯から温まって来ました。目の前の売店には、ラムネやコーヒー牛乳が販売されており、ラムネの味を久しぶりに楽しみました。

 

 

 

 

次は鬼山地獄です。ここはお湯自体は特徴は無いのですが、その熱を利用してワニ園になっています。ボス的に大きいものは、喧嘩するのか隔離されています。若いのは集団生活です。口を開けているのは暑いから熱を逃がしているそうです。夜行性の動物ですから、昼間は殆ど動かずじっとしています。

白池地獄です。寸又峡のような感じです。

 

白いと言うか石灰などが、チンダル現象を起こしているものと思われます。

高台に登ってここから見ると、池はハートの形に見えます。

ここは池の熱を利用して、アマゾンの淡水魚をし息しています。世界一大きな淡水魚ピラルクです。1m以上あります。食べてもおいしいそうです。

 

 

 

次が海地獄です。最初は睡蓮が咲いていました。熱帯性のカラフルな睡蓮です。池も普通の緑色をしていましたがまだ奥にあるようです。

 

かまど地獄と同じ青い色をしていました。

 

神社の赤い鳥居もいいアクセントになっていました。

 

 

 

 

最後は坊主地獄です。これも別府温泉のパンフによく出てくるやつですね。泥池の中からボコボコと蒸気が湧いてきます。同心円状に広がるので輪が真ん丸ですね。昔の妖怪人間と言うアニメのオープニングがこれでしたね。

別府地獄めぐり、予想に反して中々見ごたえがありました。これだけ奇抜な池があれば十分観光地として成立しますね。昔の人々が、別府、宮崎を新婚旅行に選んだのも頷けます。

 

阿蘇五山です。左から根子岳(ギザギザで顔のように見える)高岳(胸)中岳(腹、噴煙が上がっている)杵島岳と烏帽子岳(ヒザ)お釈迦様が寝転んでいるように見える事から、涅槃像と言われています。

次にやって来たのは、阿蘇大観峰です。昔一度来た事があり、日本的ではないスケールの大きさに感動して再訪となりました。天気がイマイチですが阿蘇五山が良く見えています。この下の田んぼや、集落が全てカルデラの噴火口の中になります。豊肥線も噴火口の中を走っています。現在は五山の中の中岳でのみ噴火しています。

 

この後熊本市内に入り、本日の予定は終了しました。水前寺近くに宿を取りました。