来春の改正の中で最後まで不明であった函館本線の廃駅が分かりました。前回もっともらしく予想しましたが、すべて外れていました。お恥ずかしい。ニュースによると石谷駅、本石倉駅、銚子口駅、流山温泉駅、池田園駅の5駅のようです。既に地元了承も得られているようで、ほぼ決定事項のようです。
今回廃止駅の中では、最も趣のある木造駅舎を残している石谷駅です。国道沿いにあり、函館から来ると急に古びた建造物が左手にあるなと思ったらそれが石谷駅です。道路沿いにある駅で非常に分かりやすいですね。交換設備のある2面2線駅で、跨線橋はありません。
本石倉駅です。造りが最近でしたから未訪問駅でした。よっていつものようにウィキから写真を拝借しました。これは上り線側で、下り線は少し回り込んでいくようになっているようで、そちら側の待合室はそこそこ古びた感じの様なので、廃止前に一度訪れる予定リストに入れました。この二駅は森駅から連続しています。
銚子口駅です。こちらは通称砂原支線内の駅です。大沼駅から3つ目になります。特筆すべき事項の少ない駅です。駅前には少数の民家があり、廃駅になるとは思っていませんでした。
流山温泉駅です。銚子口の一つ大沼寄りの駅です。2002年にオープンした新しい駅です。近接してJR北が開発した流山温泉という、乗馬も楽しめるリゾート施設の中に設置されています。施設運営が順調でしたら問題ないのですが、施設自体は2015年に閉鎖されてしまっています。今でも駅への道の周りには馬が放され柵がしてあり、手動で解除して中に入って行きます。何故か新幹線0系の団子鼻のカバーが保存されています。このような駅ですから個人が使用するには甚だ不便で、廃止止む無しと言ったところですね。
最後は池田園駅です。池田と言うのは人名のようです。開拓者の名前からきているようですが、周囲は特に何もなく廃止による影響は何も感じられません。
以上5駅が廃駅になるようです。石谷、本石倉と銚子口、流山温泉、池田園は各々連続した駅になります。前者が森町、後者が七飯町です。もっと多くの廃駅交渉をJRは行っており、自治体ごとに了承が得られた駅から廃止していく方針ではないかと思われます。逆にいうと森町と七飯町は、新幹線札幌開業までは、廃駅はもうないのではないかとも考えられます。大沼周りや長万部から北はその際に一気に廃線と言う事もありうる感じですね。