こんにちは、NZ留学とビザ申請サポートのハンナコンサルタント、Juneです。

 

今日はニュージーランド移住の基礎知識(5)として、ニュージーランドで就職して永住権を取得する際に重要になってくる、学歴ポイントを上げる方法について、説明していきます。

 

Essential Skills Work Visa(一般的なワークビザ)を取得する上でも、SMCのポイントを上げる上でも、重要になってくる学歴の有無。どうやって取得すればよいのでしょうか。

 

 

1)既に持っている日本または他国の学歴を、ニュージーランドのものに変更する

ニュージーランドのNZQAという政府機関が、外国で取得した学歴について査定を行い、ニュージーランドで言うとどのレベルなのかを証明してくれます。

例えば、日本の専門学校の多くはLevel4か5、四年制大学ならLevel7になることが多いです。

一般的に、NZQAでは通学して授業を受けて得た学歴しか認められません。試験だけで得られる調理師免許や、保育士免許などは学歴として認められないことが多いです。

 

2)ニュージーランドで学校に通って学歴を得る

この方法は短期間ではできませんが、学歴を得られるだけでなく、就職にも有利です。Level4-6のコースなら2年間、Level7以上なら1年間学校に通えば、卒業後1年間のPoststudy Work Visaが発行されます。(対象になっているコースかどうか、事前に確認することが重要です。)これはワークビザのサポートなしに働けるビザなので、就職活動に有利です。面接をして良さそうと思ってもらっても、ワークビザをサポートしないと働くことができない、ワークビザが認められるまでに2-3か月ほどかかるという状況だと二の足を踏む雇用主も多いです。しかし、Poststudy Work Visaがあれば、まずパートタイムで雇用して良かったらフルタイムで雇うということもできますし、来週から働いて、ということもできますので、チャンスが増えます。

留学、Poststudy Work Visaを足がかりにフルタイムポジションを得て、ワークビザ取得、永住権申請とステップアップしていくのはごく一般的な方法です。

 

3)RPLやapprenticeshipで経験を学歴に変える

これは既にNZで就職していて、あと少しポイントが足らないという方にお勧めの方法です。

RPLというのはRecognition Prior Learningの略で、既に職場などで得た知識やスキルを査定し、ある資格コースの条件を満たしていたら、それを勉強したのと同じであるとみなして資格を授与するというものです。

例えば、当社ではNew Zealand Cookery Certificate Level4や、それと同等の資格がとれるプログラムをサポートしています。シェフとして重要な調理や衛生管理などについて理解し、実践している証拠を提出し、審査機関がそれをプログラムの内容と照らし合わせて審査します。全ての内容をカバーするだけの知識とスキルがあると認められれば、サーティフィケート(資格)が授与されます。

 

ニュージーランド国内では、現在ara Institute of Canterburyと提携しています。こちらでCookeryの資格をRPLで取得する場合は、ニュージーランドでシェフとしているワークビザが必要で、オンラインでの英語インタビューが必須です。

 

 

RPLはオーストラリアの方が活発なので、オーストラリアの審査機関で取得し、その資格をNZQAでニュージーランドのものに変更するという方法が最も効率的です。学校に通ったり、オンラインで授業を受ける必要はありません。料金もニュージーランドでの同コース通学よりもずいぶん安くなります。日本にいながら資格を取得することもできますし、コースによっては英語も不要な場合があります。

 


RPLのデメリットとしては、ニュージーランドで通学するわけではないので、Poststudy Work Visaが発行されることはありません。既にニュージーランドで雇用されていて、あと少しポイントが足らないという方にお勧めです。

 

似たものにapprenticeshipというものがあります。これは見習い制度と呼ばれるもので、大工などの場合に利用できます。既にニュージーランドでこの職についていることと、職場の協力が必須です。大工の場合、apprenticeshipを申し込み、職場でやっていることやレポートを送ると、4年ほどで大工のCertificateが取得できます。

 

ハンナコンサルタントでは現在、

Cookery Certificate (Level4)
Cookery Certificate (Level5)

Diploma in Business
の3つの学歴をRPLで取得するサポートを行っています。

ビジネスとディプロマはニュージーランドで既にマネージャーやレストランマネージャーとしてお仕事されている方にもお勧めです。特にマネージャー職では経験だけでEssential Skills Work Visaが取りにくくなっており、学歴もあるほうがワークビザを取得できる可能性は高くなっています。

 

この記事を含む全てのビザ関係の記事は当社専属の政府公認イミグレーションアドバイザー、ヘレン・ファング

 

 

が書いたものを日本語に翻訳しています。

 

今回は短期間で学歴ポイントを上げる方法として、3つの方法を紹介しました。

もっと詳しく聞きたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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