放蕩息子のフィリップをサンフランシスコに連れ戻してほしいと、彼の父親から5000ドルで雇われた、トム・リプリー。肝心のフィリップは帰るつもりなどなく、恋人のマルジュを連れてイタリアで散財して回る。 フィリップのわがままな勝手な行動とマルジュに対する傍若無人ぶりを見て、トムは緻密に計画したフィリップの殺害を実行する。
この日本では超有名な映画を、先日初めてテレビで観た。 ジュード・ロウ (怖いくらいステキ

)とマット・デイモンの「リプリー」と比較するように観てしまったけど、ワタシはフランス版の方が好きだな。
「リプリー」も良かったし、原作に忠実(ならしい)だけど、フランス版の方が、もっと不気味だし、恋人のマルジュも魅力的。(グウィネスが嫌いなだけか?) トムがフィリップに、(フィリップの)殺害計画を語るところなんかは、不気味感が半端じゃない。
トムとフィリップはフランス版でもアメリカ人という設定だが、二人ともフランス語上手すぎでしょ。フィリップは金持ちのボンボンだから、フランス語がしゃべれる教育を受けていてもおかしくないけど、トムは貧乏な育ちだし、それはちょっと無理があったかな。
この映画で一躍有名になったアラン・ドロンは、日本の当時の若い女性たち(今はかなりご年配のご婦人たち)に絶大な人気だったのがよくわかる美青年っぷり。 彼のことをほとんど知らないダンナ(アメリカではほとんど無名)は、アラン・ドロンが最初の登場するシーンで、「おお、男前!」という感想を洩らしていた。エンリケ・イグレシアスとザック・エフロンが混じった感じか。
アラン・ドロンとイタリアの風景がマッチして、とてもサスペンスとは思えない美しい映像。 だからこそ、いっそうゾクゾクさせられるのかもしれません。