金沢その5 | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
まだまだか~ふコレクションから出れません。

子座敷の中には、お皿や屏風や衝立が。




















一つ一つが楽しくて。
かと思えば、富士山や町なみなど。
印象的だったのは、町屋が並ぶ町並みを上から俯瞰して屋根瓦を描いた作品です。その構図、日本人だったら選ばないのでは?と思いました。でも、外国人からみたら、一つ一つ違う手作りの瓦が太陽の光で様々な様子を見せるのが面白く感じるのでは?と思ってオーナーに聞いたら、ご名答!とのことでして。また、どれかわからなかったけど、町屋の引き戸一枚で金沢を表したものが、オーナーいわく、すごい!んだそうです。


か~ふさんの版画には原画がありません。か~ふさんは、気に入った風景をスケッチして、そこから彫ります。独特な色付けも自ら行い、複製をつくられるのを好まなかったので、版木を割っておしまい。通常は原画=本画を描いてから、そこから版画を起こすそうなので、原画が残るものらしいのです。だからこそ、か~ふさんの遺作は希少価値もあるのでしょう。何より、この作風に価値がありますが。


ここのオーナーの方は、商売でやってるのではなく、本当にか~ふさんに惚れ込んでいらっしゃるご様子で、確か脱サラして乗り込んだらしく、お話ししてとても楽しかったです。今は、カレンダーしか買えないけれど、いつか本物が欲しいなぁ。11月にはカレンダーは売り切れてしまうらしく。
とりあえず、家の和室に飾りましたが、まだめくっていません。楽しみにしようと思って。

さてさて、名残惜しかったのですが、おいとまをしました。



チャリンコで、くるくると回ります。
美術館でも教会でもお城でも、三連休だからか、様々なイベントが催されていましたが、夕方には空港へ向かうバスに乗らないとなので、次なるターゲットへ。

せせらぎ通りのオヨヨ書林。



古本屋さんです。

美術、哲学、絵本など、面白く、また装丁が懐かしいものばかり。私が生まれた鎌倉の家の書棚は、メディア勤めの父が本好きだったので、こんな雰囲気でした。











懐かしい、小さなモモちゃんシリーズ。

私は、吉屋のぶ子の少女小説が好きだったなぁ。




こんな本屋さんに私を置いておいたら、たぶん1ヶ月くらい出てこれなくなりますね。


時間は迫る、お腹はすく、もう一つ行きたいところがあるので、後ろ髪をひかれながら、オヨヨ書林をあとに。


次で終わるかな?