金沢その4 | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
さてさて、金沢、真剣にここにまた来なければ!!と思った場所が一つ出来ました。

あんまりガイドブックに大々的に書いてないギャラリーなので、通りがかりにいけたら、くらいの気持ちで。


チャリンコを置いて、主計茶屋町へ行き来する、明かり坂を下ります。





短い坂ですが、坂の上は町、浅野川沿いの坂の下は料亭、夜の町、泉鏡花は芸子さんを奥様にしましたが、ここの芸子さんではなく神楽坂です。当時、尾崎紅葉にもう反対をされたので、一度別れたそうですが、紅葉死後、結婚しました。「別れろ切れろは芸者の時に言う言葉。私に死ねとおっしゃってくださいな」という婦系図の台詞は、彼女がモデルです。


明かり坂と平行してあるのは、暗がり坂。

そこにあるギャラリー、か~ふコレクション。




クリフトン カーフ Clifton karhu
ミネソタ生まれの木造版画家、1955年から日本に住み続け、晩年は京都や金沢の日本の古都を描いたそうです。そのポップでキッチュな作色彩や絵柄、ユニークな作風、は日本ではもちろんのこと海外でも評価が高いそうで、オーナーいわく、どんどん調べてねとのこと。

ちなみにギャラリーは、クリフトン カーフさんが住んでいた町屋を改装したものです。カーフさんは、もともと宣教師として奥様と来日、息子さんは墨絵や版画の助手を勤めていたそうです。京都にもカーフさんのギャラリーがあるみたいですね。




自画像。
しまりすさんの旦那さんに少し似ています。









ギャラリーも素敵。





見上げると試し刷りなのかな?たくさん、貼りつけられています。




か~ふさんの手にかかれば、商売繁盛えべっさんもこんなポップに。





引き戸にも!




尻尾なくせば犬とは言へぬ

あははは!!確かに。おめえは何者だ?


小さなお座敷にも、か~ふコレクションが!


か~ふコレクション続きます。