思いを馳せる | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

ロビン・ウィリアムズが亡くなってしまいましたネ。


私の世代は10代から20代にかけて、彼が主演の作品を ばんばん観ていたので、びっくり、そして寂しいです。 しかも自殺だなんて。。。


仲良しのしまりす兄貴が記事にしていらっしゃいますが、 しまりす兄貴も生息するエリアにロビン・ウィリアムズ氏も住んでいたそうで。 私の記憶は何十年前のものですが、あのあたりの平和で気候も良く 素敵な街並みを思い浮かべ、あのような素敵でほのぼのした街で そして名実ともに成功者だったにもかかわらず、 いったいどうしてそんな選択肢を とってしまったのか、どんな欠落感を 抱えていたのかを考えると、心が痛くなります。


私は彼の初期のころの主演作である、「ガープの世界」に 当時、心を打たれまして、何十年もたった今でも ときどき、見返しています。 悲しくもあり、愚かでもある人間達を、ちょっぴりおもしろおかしく ほのぼの、そして大事件も淡々とみせる作品であり、また、 ガープ(ロビン・ウィリアムズ)とそのお母さん(グレン・クローズ)の 関係性は、息子と私の関係性をつくっていく上での重要なベースでもありますので (あ、とはいっても、誰もが賛同する形ではないと思います)、 当時のボーイフレンド(アメリカ帰り)が「この映画は面白い!」とすすめてくれて、 一緒にみたのですが、 私にとって、自分の新時代を開いていったエポックメイキングな作品でした。 と、同時に、ロビン・ウィリアムズも特別な俳優さんでした。


これからTVの洋画の番組で、追悼で彼が出演した作品を 放映していくのかもしれませんね。 天国であったら、Nanu Nanu! って挨拶しよう。 Nanu Nanu! はMork & Mindyというロビン・ウィリアムズが出ていたドラマの おなじみの言いまわしです。「はろー」みたいな感じ?    



台風のあとだからか、少し暑さが緩みましたね。 月末のイベント祭りは涼しいといいな。


秋は秋で、出張が多く、それに引っかけて その地方を見るというオマケの時間も作り出そうと企んでおります。    


古都・金沢    


にもいけそうなので、 時間さえあれば、金沢のことを調べています。  


大好きな九谷焼の発祥地。360年の歴史があります。 基本は、薄い青で絵付けをして、赤・黄・緑・紫・紺色の絵の具で 塗るそうで、絵柄は自然を絵画ように大胆に描いたものが 多いです。 青九谷、赤九谷など由緒あるものありますが、 モダンな絵柄もあり、普段づかい出来るお値段のものも たくさんあり(これ大事)、豆皿なんか大好きなので、 ワクワクさんです。    


おいそれと買えないけれど、加賀友禅も有名なので、 京友禅との違いなんか調べては、へぇーーーなんて 無駄な知識をつけたりして。 単純に説明すると、京友禅は華やかであること、古典柄。 加賀友禅は写実的な草木花などの絵柄だそうで、金箔や刺繍は 使わないそうです。金箔は有名なのにねぇ。  


また、能登のほうにいけば、輪島塗もあります。 塗りよりも、素朴な質感が好きですが それでも良いものは良いし、 きっと見たら欲しくなってしまうんだろうなぁ。    



それからそれから、回転寿司。日本海の海の幸ですよぉ! 回転寿司は発祥地が金沢という説もありますが、 実際は大阪なんですけどね、その回転寿司に使われている あのベルトコンベアのほとんどが石川県で製造されているそうです。  



江戸時代の建物をそのまま残した 伝統的建造物保存地区でもあり、加賀百万石時代から栄えた茶屋街の 木虫籠(きむすこ)という出格子。 これまた、風情ある城下町の風景ですよねぇ。 一棟貸ししてくれる町屋造りの一軒家もあって、そこに泊まりたいなぁと 思いますが、出張中ですしね。    



江戸時代の大名庭園として、日本三名園の1つである兼六園も 有名ですね。季節的に有名な雪吊りは見られませんが。 ここは、「廻遊式」という、大きな土地をいかして池や茶屋を人が歩いて 見る形のお庭で、池を海、盛り上げた小山を大きな山に見立てて 自然界を表しています。 その反対で、高いお寺や御殿から見下ろして楽しむお庭のことを、 「座観式」と呼ぶそうです。 もっと細かいことを書くと、日本のお庭には、おもに2つの思想に 基づいて作られているそうで、それが、「浄土思想」と「神仙思想」。 浄土思想は、極楽浄土を表現したお庭です。 一方、神仙思想は、中国の思想がバックボーンになっており、 神仙人が住む3つの神の山(島)という理想郷があり、その山(島)は 不老不死や繁栄の象徴なんですって。  



別に忍者が住んでいたわけではないけれど、 その複雑な構造から、忍者寺と呼ばれる正久山妙立寺、 ここは金沢城の出城です。 出城とは、本城を守るための役割を持つ場所のこと。 だから、構造的に複雑なのでしょうか。

一国一城令(大名は1つしか城を持てない、2つ以上ある場合は 1つを残して廃城にしなければならないという徳川時代のおふれのことよん)の下、 加賀、能登、越中を納める前田藩は、金沢城の他に2つ城を持っていて その2つは廃城にされましたが、将軍家の信頼が厚く、婚姻関係もあり、 小松城という大きなお城を築くことが出来たそうで。    



と、既に心は金沢。
付け焼刃の金沢知識でいっぱいです。    



口を開けば、    


「あー金沢、懐かしいわぁ」    


と出る、ここ数日の俺様。    


そんな俺様は    


金沢


が大好き、      



だが





いったことは。。。。ない、のである。



ほほほ。


仕事だろ??という声が脳内でこだましていますが


思いを馳せるのは自由さ!!