今週も楽しい週末。
土曜日は久しぶりに部活がお休みの息子と
お寿司デート。
回らないお寿司屋さんにいったのは初めてだったので
めちゃくちゃ緊張、興奮していて面白かった。
とは言っても、チェーン店ですけどね。
テメエの稼ぎで数寄屋橋ジローに行けるようになるのだ！
オマエは虎だ！虎になるのだ！
そうそう、ミシュラン星取った数寄屋橋ジロー、
仕事がら、予約するのですが、
もーのーすーごい大変ですよ。
似たような名前で店舗出したら、何人かは
間違えて御来店してくれるんじゃなかろうか。
さて、薄曇りの本日は、Junjunと、Junjunのお友達Ｎさんと
ある村にいってきました。
村の名前は、代々木ビレッジ。
私は２０歳過ぎるまで、このあたりに住んでいたので
親しみのある町ですが、まぁ昔は
代ゼミと、浪人生御用達の安い飯屋しかなかったね。
Junjunと私は、ものすごい安い、今でゆうサイゼリヤ的な
レストランにいって、備え付けのナプキンを水でぬらして、
手のスナップをきかせて、店員さんにわからないように
天井に張り付ける、という行為を狂ったようにやりまして、
また、そのナプキンが乾いて、ボテッとテーブルに落ちてくるのが
面白くて面白くて。今、そんな悪ガキが隣のテーブルにいたら
「親の顔が見たい」って思いながら、睨みつけるだろうな～。
で、そんな都会っちゃぁ都会の代々木にある村、
代々木ビレッジ。
音楽プロデューサーのコバヤシタケシ氏がつくった
商業スペースで、各界の日本を代表する方々が加わって
こだわりを追求したスペース。
最近お会いしていませんが、今や日本を代表する
片山正通君（すごい人だよ、調べてみてね）という
インテリアデザイナーさんが手がけていることもあって、
前々から行ってみたいなーと思っておったのですよ。
片山君のウィキです。ほんと、すげー人だよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%87%E5%B1%B1%E6%AD%A3%E9%80%9A
で、Junjunとお友達のＮさん（グルメなのだよー）と、
先月、韓国料理を食べにいった時に
「また美味しいモノを食べにいこー！」と約束していて、
最初はＮさんオススメの祖師谷大蔵にあるイタリアンに行こうと
電話すれども繋がらない、あ、そうだ、代々木ビレッジの中に、
京都のイタリアン名店と言われるイル・ギオットーネが
お店出してたなぁーと思い出し、お電話してみたです。
そしたら、あっさり予約がとれまして（通常、そんな簡単に
取れないそうです）。しかも、秋の収穫祭特別メニュー。
ラッキー！
というわけで、代々木ビレッジにいってきました。
代々木駅からテクテク、５分もしないところにあります。
門をくぐると、いきなりマルシェ（最近、ファーマーズのマルシェが
流行ってるよね）。
私は安納芋というサツマイモを購入。
テクテク歩いていくと、スペインバール風立ち呑み屋があったり、
湘南の自家製酵母パン屋があったり（わりとお求めやすい値段）。
日本国中の生産者が出店して、お米、お味噌、アンチョビ、
お芋（山形のお芋だった）などなど、所狭しと
並んでいました。
Ｊｕｎｊｕｎ。
最近、ぷりんちゃん（お料理上手、写真上手の
ブロガーさん）に魅せられ、週末にパスタ料理をするようになり、
その画像をフェイスブックにあげ、私に「ボケたの？」と
言われる。Ｊｕｎｊｕｎがキッチンに立つということは、
ハイジ的にいえば、「クララが立った！クララが立った！」という
ほど、すごい事なのである。
オレとＮさん。迷彩柄だけどシフォンのドレッシーなブラウス、
キラキラスワロがついたベレー坊で、オシャレアーミーを
狙ったつもりが、遠目にみたら、単なる軍オタクじゃん。
また、世界中の珍しい植物が、小路の横に植わっていて、
ひところ流行った、避暑地によくあるハーブガーデンや
イギリス風のガーデンとは、また一味違う
見たこともないような、外国チック風景。
こいつは、アフリカの植物らしい。
小路には、幼稚園で見る小さいイスが置いてあったり、
ボディセラピー（マッサージ？）をやる、
朝顔のツルのドームがあったり。
これ。時間があったらやってみたかったなー。
バリやハワイでする、青空の下、お花の香りの中でする
ボディセラピーも至福だったけど、またこれも
趣が深そうな。。。
さて、ここがその、京都のイタリアンの名店、
イル・ギオットーネの笹島保弘さんがプロデュースした
オーガニックな食材を使用したコードクルックという
レストランです。
店のエントランスを入ると、左側にバーがあり、
どうやらここで、夜なんかは、音楽とお酒を楽しめる
大人なスペースになるらしいが、とりあえず
効きワイン＆チーズがあったので
飲み食いしてみる。
オレの名前で予約していたのだが、
ちょっと前のお客さんが終わっていないということで、
ワインを飲んでいたら、
知らないウチにオレの名前で、ちゃっかりテーブルに
座った３人組がおったようで。
まぁ、そんなこともありつつ、どうもお店の人々の
扱いが他のテーブルよりも良かったような気がしたのだが。
食うぞー！！
さて、アペタイザー。
ノルウェー産サーモンと秋フルーツのサラダ仕立て
金木犀の香り
上のアワアワはウイキョウのアワと御説明頂き、
「まぁ！それは珍しいわ！」と言ってみたが、
まるで意味はわかっていなかった。
ちなみに金木犀の香りは、しなかったな。
わりと厚めに切ったサーモン、表面を軽く炙って
ありますが、中はレア、それをブドウなナシと一緒に
頂くと、んまーい！
次はパスタっす。
京都・村上さん（誰？）の千両茄子と
トマトソース タリアエッレ
リコッタチーズがけ
茄子、美味しかったー。お肉みたいな野菜みたいな
茄子に、甘いトマト、そして、このリコッタチーズが
トロットロで、上手にからみあって、
オラのような田舎者の舌でも、こう料理の
バランスの繊細さと大胆さを考えさせられる
すごく工夫された一皿。
そして、メイン。
湘南ピュアの骨付き豚ロースト
たっぷりの信州キノコと焼き栗
この豚ちゃんはね、自然に限りなく近く
且つ衛生的な環境で、のんびりと育って
そして食肉にされる（残酷か？）というライフ、
そういう事を聞いてるからなのか、お肉のうまみ、
こいつは繊細ではなく、キノコや栗という秋の
風物詩と共に、森を歩く豚ちゃんの情景が
頭に思い浮かぶような、ちょっとワイルドなプレートでした。
ソースは酸っぱ甘いソース。なんだろうな？
そしてですねぇ、この豚ちゃん、お外で炭焼きしてくれたのは、
予約が取れないイタリアンレストラン、イル・ギオットーネの
笹島さんが焼いてくれていたんですよー。
食通のＮちゃん、「あ！笹島さんだ！ウソー！」と目をキラキラ
ギラギラさせていたら、サーブしてくれたウエイターさんが
ちゃーんと耳打ちして、後で御挨拶、名刺まで頂きました。
さて、デザートです。
鹿児島産安納芋のカタラーナ
福岡産かまた農園の早生蜜柑を添えて
です。
この安納芋ってのが、なんともいえない
爽やかな甘さ、繊維が細かいモサモサした感じの無い
お芋さんで、これにオレンジの香りと酢っぱみが
上手に絡み合って、料理番組のように
目を閉じちゃう感じっすねぇ。閉じませんけどね。
あまりにこの安納芋ってのが美味しいので、
マルシェで買いましたよ。
とまぁ、贅沢なヒトトキを過ごしてまいりました。
帰りがけに、笹島さんが一緒に写真とってくれて、
普段、とても大人な食通Ｎさん、めっちゃ
テンションあがっていて、面白かったです。
Ｎさん、どれほど食べ物がお好きかというと
京都弾丸日帰りツアー、新幹線始発で京都に行き、
食べ歩き、仏像見歩き、最終新幹線で帰ってくるという
一人旅をするという。また、全国土地土地の
酵母パン屋を何故か知っているという。
今日も、ものすごい美味しいクッキーと
手作りの栗ジャム（本人は栗番長を名乗るほど
栗好きらしい）をいただきました。
帰り、皆の両手には、パンや秋の野菜が入った大きな袋。
原宿と新宿の間の代々木で
秋の食べ物を満喫してきた
たいへん豊かな一日でございました。
では、一週間、頑張りましょうねー！