Graduation | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

今日は息子の小学校卒業式でした。


本年度は色々な特別式典が重なり、

授業をさっぴいて練習したため、

授業日数が足りなくって、卒業式が後ろ倒しになり、

他校より、ちょっぴり遅れた卒業式でした。


新調した学ランを受け取っただけで、

涙が湧いて出る、おセ・ン・チなワシでございますので、

息子のネクタイ締めながら、既にこみあげるものがあり、

危うく、ネクタイで首を締めあげるところでした。


式場となる体育館で、父兄席の一番前を陣取り(ほら、親一人なので

そこらへんは周りの方々のご配慮に図々しく乗っかる)、

司会の先生の


「卒業生、入場」


の声を聞いただけで、もう体がブルブル、

涙腺ゆるゆる、写真ぶれぶれ。



ついこの間、一年生として、この体育館に

ヨチヨチ、きょろきょろしながら、てんでばらばらに

入場してきた初々しい子供達が、

今日は、有終の美を飾るための、一世一代の凛々しい姿で

ビッシーっと入場。



座るのも立つのも、ザッと音がするほど、

そろっていて、どんだけ先生が一生懸命教えて下さったか、

どんだけ、この日が大切な日かを

子供達も重々わかっているか、その音1つに集約していました。


そういう子供の一挙一動を見て聞いて感じて、

もうねぇ、誰も見てなかったら、

倒れこんで、のたうちまわりながら

大声張り上げて泣いてたね。

我慢するのが精一杯で、

しゃっくりあげて泣いておりました。


後ほど、息子に、


「あんなにむせび泣いて・・・・」


と白い目で見られましたよ。



最前列にいて気付かなかったのですが、

他の親御さんは、ハンカチで目がしらをそっと

押さえるくらいだったのですが、肩を震わせ

号泣していたのは私だけだった、しかも

ヘタに子供達に面が割れているため、

そーとー、激烈に目立っていたらしい。




卒業証書を頂く時、生徒一人一人が、

将来の夢を短いスピーチで語りました。


「僕は、サッカー選手になって、海外でプレーしたいです。

そのために、中学にいったら、英語を一生懸命

勉強しようと思います!」


とかね。


サッカー選手の他に、野球選手、デザイナーに

憧れる子供達、たくさんいました。



時代だな、と思ったのは、

ソフトバンクに勤める、ネイリストになる、

パティシエになる(男子だよ)、

いまどきの子供は、経済難とはいえ、

あらゆる差や区別が緩くなっているから、

そういう意味で、生きやすい人生になるかもなって

思いました。


私から言えることは、


夢をあきらめるな、

何があっても

自分の魂の炎を絶やすな!


と、今朝、友達が私について書いてくれた記事を

熱く思い出しながら、

さらに、熱い涙をドクドク流しながら、

我ながら暑苦しいワタクシ。



大きな声で、胸を張って、

子供達が夢を語る姿を見て

微笑ましい、その言葉以外、見つからない

時間でした。


そんな中、うちの息子一人、


先生、来賓、ご父兄、皆様が

思わず、ぶっと噴き出す将来の夢。








「僕は、将来、グリーンカードを取得して、

老後をハワイで

ゆっくりと過ごしたいです

そのために、他国にいっても活躍できる知識を

身につけたいです!」




後半部分こそ、語りの主要部分なのですが、

大人はもう、「もう、老後??」って。



思い返せば、何度となく、全校生徒の前で

スピーチや発言やらで、人前で何かを話す機会が

多かった息子ですが、


ある時は、スティーブ・ジョブスが亡くなった直後で、

彼を題材にしたり、、、と、毎度、ネタが大人びてるという。


また、小2の頃、プロの音楽家の方々が演奏して下さった

フェスティバルで、学年代表で感想を述べたのですが、



「とっても上手だったと思います。

練習すれば、もっと上手になるので

頑張ってください」



と、プロ相手に上から発言する、という。



で、私はそういうフェスティバル関係、ほぼ欠席でしたので、

他の親御さんから、


「また、やってくれたわよ!お宅の息子!!」


と、後ほど、笑い話として聞くという。



子供達には、「あの」お母さんとして認識されている私ですが、

親御さん達には、「あの」息子のお母さんとして

認識されているので、

ほとんど、お付き合いがないお母様方なのですが、

息子のおかげで、今日も、すっごく親しくしてもらえて、

正直、有難かったです。



ま、そんな、会場をどっと湧かせた息子の発言で、

やっと涙も止まり、

カメラを持つ手もブレなくなり

式典後の写真ターイム!




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男子は全員スーツにネクタイでした。

フレッシュだねぇ~!




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息子は、私がコーディネートした

チルデンセーターや胸のバッヂを勝手に取り去り、

かろうじてジャケットとネクタイをしている、という。

だから男の子ってイヤだよ。。。




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育ち盛りだから、背の大きさもマチマチ。

でも、おそらく息子の足が学年最大だろーな。

だって、27.5cmだよ?

このままじゃ、馬場。




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チッチッチッチ、あんた達のヤンキー座りは

根性入ってないねぇ。

本物、おしえてやろうかい?





野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
息子は、担任の先生運がすっごく良かったんですが、

中でも、この先生に受け持って頂けたのは、

最高にラッキーだったと思います。

私も大好きな先生でしたが、誰よりも厳しく指導し、

生徒一人一人に自主性の芽を発芽させて下さった

この方こそ、グレートティーチャー。

最後の学年は、ご家庭の事情で田舎に帰らなければならず、

最後の半年間は代打の先生でしたが、

この先生が残した功績は、息子の中で生きて

育っています。

そして、この先生、いつもなんどきも、

衣装がオリジナリティにあふれている。

私が着ていた、白いムートン調のボアがついた

ベストを、「これ、すっごい可愛い!お母様、

着なくなったらちょうだいね!約束よ!」と

熱くかけよって、手を握られ、また私も真に受けて

渡したし。で、着てくれてるし。

先生、今日は紫色のソシアルダンスみたいなドレスで、

頭にも羽だのラメだのキラキラして、

素敵でしたよ。

遠いところから、御足をお運び頂きまして

ありがとうございました。

ところで、

まさか、地元の駅からこのドレスで来たんじゃなかろうな?




その後、地元の法事でしか使われない感じの

食事処みたいなところで

謝恩会をして、お話したことないようなお母様達と

ワイワイして(できるじゃんか、私)、

もうこれ以上ないくらい、気持ちが盛り上がり、

そして、これ以上ないくらい疲れた一日でした。



あぁ、子供の成長の折りを感じられるって

いいものですネ。


穏やかな人生ではなかったけれど、

それだからこそ、感動もひときわ、の一日でした。