Take a look back, year of 2011 | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

ほぇ~、ようやっと昨日、仕事納めして、年末年始のお休みに

突入いたしましたが、お休みは3が日のみ、4日からgo back to workですよ。

箱根駅伝の復路のアンカーからタスキを受け取って、

そのまんま2012年、働きぶっ通します。


とはいっても、今の職場は、文句のつけようがない職場なので、

朝早いのは辛いのですが(5時半に起きております、お弁当のために)、

ラッシュアワーの通勤も辛いのですが、

正直、働くのがこんなにも気持ちよいものか、と思わせるほど、

ややこしい無駄な、くっだらない仕事や人間関係が皆無の職場です。

そのような煩わしいことに時間や労力を取られることなく、

培ってきたスキルを応用できる場であるということは、

働く者にとって、どんなにハッピーなことかを、実感する毎日でした。


さて、年末ということですし、2011年をlook back(振り返る)して

みるとしますか。


思い返せば、2010年の年末は、いきなり派遣の契約を切られる、という

経済状況による組織変更に伴うコスト削減、いわゆる派遣切りを

くらいまして、派遣社員+フリー翻訳家という道を選んでから

1年もたたない未熟な自分だったので、大いに慌てふためいて

怒り狂って、嘆き悲しんで、不安になっていたことを思い出します。

が、捨てる神ありゃ拾う神ありで、3日後には次の職場にありつけ、

何とか首をつなぐことは出来たのですが、

まもなく大地震、実際の被害にあわれた地域の皆様に比べれば、

実害とまではいかないものの、フリーの仕事の停滞など、

地震が拍車をかけた日本経済の斜陽に、次の職場も組織変更があるなど、

やはり少ないながらも影響があったことは間違いないといえます。


さらに、急場凌ぎで就いた次の仕事が、

本道から反れた仕事とわかっていたものの、

ビックリするような人がいたり、

また、派遣先の仕事に満足してはいるものの、

地震以降、経済状態がどんどん悪くなっている中、



このまんま派遣社員でいいのだろうか・・・

フリーの仕事が来なかったらどうしよう・・・

仲間とのビジネスも空論だけで終ってしまうのではなかろうか・・・


という不安が、常に心に暗雲のごとく、たちこめる毎日を

過ごしていました。


が、その不安のぬかるみに足を突っ込んで動かない、

また、

「毎日、こんなに一生懸命働いているんだもの。

悪いことは起きないはず」と

日々を過信してしまうのは、

今、自分が溜め込んでいる不安も不満も

一切、解消が出来ない、ということを重々感じる、ここ数年でしたので、

10月あたりから、真面目に転職活動をしてみました。



活動することにより、今、自分の年齢とスキルが

世間でどう評価されるのか、

つまり「44歳」の「女」で、働き続けてはいるものの

「秘書」「人事」「総務」「PR」などのバックオフィス的な経歴、

「英語」を使いこなす事が出来る人が、

この日本経済界のマーケットで、どの程度の評価なのか、

また、その評価は、それぞれの特長がある人材紹介会社によって

多少、差が生まれることが見えてきました。

その見えたことと、自分の理想をすり合わせて、

どこの人材紹介会社と組むか、どこが自分を一番評価してくれるか、

リサーチしました。


で、一番、私を「買ってくれる」人材紹介会社を中心に、

数社、面接を受けることになりました。

ネームバリューのある、ブランド力の高い会社ばかり

紹介してもらえました。

紹介もらえたし、自分でもそう希望していました。

なぜなら、急場凌ぎで選んだ、その時勤めていた職場は、

自分の経歴の中では、その後のキャリアパス(キャリア構築)で、

ちょっと毛色が違う職務だったので、一度、底上げした方が

今後のキャリアパスに繋がると判断したから。


もちろん、経験やスキルがあるとしても、

日本社会は若い人材を好む傾向は厳然とあるので、

いくつも「不合格」を頂きましたヨ。

でも、ふてくされたり、落ち込んだりしていても仕方ない。

とにかく、信頼性のある仕事をする会社で、

それなりの職務に就かねば納得せん!という姿勢は

崩しませんでした。


加えて、自分のワークライフを見返してみて、

自分の短所も洗い出してみたんですネ。

「イジワルされると、すぐ体調を崩して、100%の力で

働けない」とか、

「イジワルな人に敏感だ」とかね。

で、これはもう、功を奏するのかどうかわからないけれど、

「てやんでぇ、それがどーした?ワッハッハー」という気持ちになる

練習をしたんですヨ。



そうこうするうちに、今の会社のオファーが来て、

いやぁいくらなんでも、ここはあまりに有名というか

高名な会社だし、そこで秘書の仕事をしていた人と

以前の職場で働いたことあるけど、むっちゃデキが良くて、

私はバカにされたし、イジメられた覚えあるし、

まぁ、ムリだろうなぁ~。

でも、記念に受験しとくかーくらいに思っていったら、

受かってしまった。

それでも、何かの間違いだろう、そこはもう

世の中の先鋭達の巣窟、私なんか鼻で笑われて

カス扱い、今までの比ではなく、ケチョンケチョンのベッコベコに

やられるんだろうなぁ~と、思っていたんですが、

「そうなったら、そうなったでネタにしよっと」とダメ元でいったら、

そうでもなかったんですね?

ってか、素直に、効率よく的確に仕事をしていれば、

何の問題もない、常々、私が理想とする仕事のスタイルを

全員が心がけて実行をしている会社だったので、

大変、働きやすい会社で。


でも、そこの会社での契約内容は、人手不足の急場しのぎの2ヶ月間という

短い契約だったんですヨ。だから、まぁ、私としては、

今まで辛い職場で働いてきたから、こりゃ癒しを神様が

プレゼントしてくれたかなぁと。

神様のプレゼントしてくれた職場なら、よりいっそう感謝して

いい子で働かないとねーと。

そしたら、急場しのぎが、どんどん契約が伸びていって。

最初の契約より延長されて。

まぁ、派遣ですから、今後、どうなるかは不明ではありますが、

そこの会社に勤めて、なおかつ、仕事ぶりを見て

当初の契約が延長されましたという事実は、

どう転じても、悪い方向にはいかないのかなと。


ここで、何が言いたいのかというと、


単に、「良かったねー」という賛美を期待しているだけではなく、


私に起きることは、誰しもにも起きることかもしれない。

アタリマエだと思っていた生活が、不意に奪われることは、

誰にでもある。

それは、私の場合、仕事=キャリアなので、

地震でご家族や生活の場を根こそぎ奪われた方々とは

比にはならん小さきことではありますし、

仕事を奪われたからといって、暮らす家や食うものに困っている

のではないけれど。

また、コイツ程度の努力はしているし、第一、出た学校、

働いている会社がコイツとは違うわ、こんなアホの言うことが

的を得ているとは思えない、バカみたーいと

思う方々もいるかもしれない。


が、私は敢えて言いたい。


今の状態を少しでも良くしたいのならば、

自分の努力以外に他ならないのですよ、と。



そりゃ、努力している間は、形のあるゴールなんて見えないし、

そんな努力を褒めてくれる人も、認めてくれる人もいないし、

何一つ、確固たる約束はありゃしない、のですよ。

そして、その努力が実を結ぶという確約も、

もちろん無いのですヨ。

たとえ、それが世の中で認められる資格だったとしても、

その資格を持っているからといって、それが翌日から

お金に換わるという、やすやすとした世の中ではありません。



それに、不本意な毎日を過ごさなければならないと、

心もふて腐れますよネ。


「世の中がこんなんじゃ、努力しようと、所詮こんなもんじゃね?

 であれば、先の事なんか考えず、遊んでしまえー」


とかね。



または、内へ内への思考に変容し、


「カツカツでも、プライベートが充実してりゃいいわ」



とかね。

時には、この考え方は大切ではありますが、

カツカツお勤めしている職場の都合で、仕事を失う可能性は

どんどん大きくなっているのですから。




そして、今後、我々以降の世代が、よほどの大金持ちでない限り、

年金支給時期や支給額の問題で、苦しむことは

これは間違いないのですから。



もしも、本当の意味で安泰を求めるのならば、

日々の努力の積み重ねであり、



また、何かを失って、でも取り戻したいのならば、

日々の努力の積み重ねであり、


また、何かの大志を抱いて、実現したいと燃えているならば、

日々の努力の積み重ねであるんだ。



ということを、実感した2011年でございました。



大まかに受け止めて下さいネ。



仕事をされてない方にも、

貯蓄とか何かの未来設計はありますから、

人生を通して、安泰、安住を求めるのなら、

一度、自分を見返して、応じて変容できる力をつけたり、

現状キープするための努力というものは

存在すると思っています。



皆様にとって、充足できる「今」であっても、

不満だらけの「今」であっても、

そこをキープしたり、覆したりするのは、

やはり、地道な、薄皮のような努力を

積み重ねていく作業が必要だと思います。



くわえて、来年、私は45歳。


押しも押されぬ、オバサン組合の構成員ですネ。



バブル時代に娘さんだった女性に多いですが、

シワが無いこと、スタイルが変らないことに血道をあげたり、

男にもてること、男から承認されることに価値を求めたり、

もう一花、二花咲かせられるわ、私!と

まるでオバサンになることを「敗北」と言わんばかりの方々も

多くいらっしゃいますが(昔の会社の先輩が、50半ばなのに

堂々と30半ばと名乗っているのを見て、ぞっとしました)、


オバサンはオバサン。



しかしながら、贅肉と共に智恵を、

たるんだ肌と共に包容力を持ち合わせる、

女性の進化形がオバサンです。

そういう世代の我々が、若い方々やご老人のために

しっかりとした基盤を作らねばならないのです。



男がアレしてくれたーとか

オシャレがーとか

美味しいものがーとか

温泉がーとか


そんなね、20代の時に嬉しかったことを

いまだに引きずっていないで、



「あたしゃ、もう若くない」という諦念を安定に変容し、

落ち着いて、誰かに何かを与えられる人に変化していきたいと思っています。




利他的な行動は、自分に還っても来るのです。


排他的な行動は、自分が寂しくなるのです。



皆様と共に、アメーバブログという、この場で

2011年を分かち合えたこと、

とても楽しく、誠にありがとうございました。

2012年も、このような私ですが、どうか変らず

温かい心でお付き合い頂ければ幸いです。




May the force be with you (フォースと共にあれ)