このブログは当時の記録を元に時間差で書いています。

 

現時点でも妻は入院しており想定を超えて長期に及んでいます。

 

このブログが“今“に追いついた時には明るい未来が待っていることを願います。

 

今日のブログを書きながら、

このころ病院への道中の30分、

ずっと同じ曲を聞いていたことを思い出しました。

 

「ありあまる富/椎名林檎」

 

めんどくさいので歌詞は書き起こさないですけど(笑)

 

この曲を知ったのはまさにこの頃で

当時とにかくテレビを見るのがすごく嫌になっていて

龍が如く8というゲームをひたすらやっていたんですけど

このゲームで使われていた曲です。

 

この曲の歌詞が幻聴に苦しめられている妻とダブってしまい

最初のころは号泣しながら車の中で歌っていました。

 

へたくそなギターを取り出して弾いてみたり

3ヶ月くらいこの曲しか聞いていなかったです。

 

いじめられている子供に向けてのメッセージと聞いたことがありますが、

この時の心境や状況とあまりにマッチしていました。

 

龍が如く8、ありがとう(そっち?笑)

 

 

  入院36日目

 

週末の土曜日。
今日は先日相談員にお願いをした主治医面談の日だ。

平日と変わらない時間に起床
ナツの散歩
朝食
洗濯
掃除

これらを爆速で終わらしてコーヒーで一服。
コーヒー豆はいろいろと試した結果、

一周回ってカルディのリッチブレンドに落ち着いた。
味や香りよりも豆を挽いて抽出する作業自体にチルみを感じている。
そんな僕にはカルディが安くて最高。

病院には10時半以降に来てほしいと言われていたので10時半に到着。

”以降”は10時半も含まれるからね(屁理屈)


受付で相談員を読んでもらうようお願いすると

「面会はいいんですか?」

と聞かれる。

さらっと言うけど面会もうできるの?
どうもコロナ隔離が終わって面会も再開できるらしい。
まだ窓越しらしいがようやくだ。

すぐに相談員が出迎えてくれた。
とは言え手続きも特になく待合で呼ばれるまで待つ。
だいたい病院の予約なんてものはあってないようなものだ。
案の定待合室にはすでに多くの人が診察を待っている。

大丈夫、待つことを想定してスマホにナルトをダウンロードしてきた。
2~3話見てればさすがに呼ばれるだろう。





5分後。
ナルトのオープニングが終わったころに名前を呼ばれた。

入院時以来に主治医の先生と会う。
この先生の前ではあまりこちらから積極的には話さないようにしている。
なぜなら7年前の入院の際も同じ先生だったのだけど、
症状が強く出て説明が難しそうなパピコに代わって僕が説明していたら、

「本人に話を聞いているので旦那さんは少し控えてください」

と言われてから7年経った今も控え続けている。
へそを曲げやすくしつこい性格なのだ。
(えらそうに言うことではない・・・)

特にこちらが話すまでもなく先生から本人の状況について説明を受けた。
まず現在の症状としては会話はできるものの幻聴が治まらない状態とのこと。
また夜何度も目を覚まして立って歩いたりしているのに本人はよく眠れたと言っており、
意志と行動が一致していないケースが見られる。

コロナによる隔離の際に保護室に入れられた理由を聞くと、
看護師の指示を聞かずに他の患者のところに行ったりすることが原因らしい。

薬は元々ロナセンで安定していたが今回はロナセンの量を増やしても症状が変わらず、
オランザピンも加えて試しているが今のところあまり効果がない。
引き続きロナセンの量を増やしながら状況を見ていくとのことだった。

再々発の原因についても本人の話をいろいろ聞いてくれたようだが、
結論としては「よくわからん」

本人いわく仕事のストレスは全くなかった。
たまに薬を飲まないこともあったものの継続はしていたので原因とは考えにくい。
直前に大きな災害など暗いニュースが続いていたが
本人全く気にしている様子は無いので関係ない。

「直前にドラマの一気見をしてたんですけどドーパミンが出過ぎたとかありませんか?」

と聞くと「たぶんそれはないでしょう(笑)」とのこと。
先生少し笑ったよね・・・

最後に退院の目途については現状未定、
とりあえず通常目安の3ヶ月見てくださいと言われる。

この時は3ヶ月という長さに若干絶句したが、
まさかこんなに入院が長くなるとは。

面談は終わり、そのまま看護師に連れられて病棟に行く。
久々に2階に通されて本人を待つ。

3分くらいで本人が出てきた。

窓越しに見て、あまり変わった様子はないが少し疲れた顔をしている気がした。
こちらの心情が投影されている気もする。

「久しぶりだね、調子はどう?」
「うん、まあまあ・・・」

先生の言う通り話は普通にできるものの少し言葉に詰まるところがある。
病気のせいなのか保護室や個室に閉じ込められていた影響なのかはわからない。

先日苦労して購入した下着のサイズは大丈夫だったようでそれは良かった。
また買い直しになったらどうしようかと心配していた。

会話が窓越しかつ電話越しということで、
なんとなく間が空くのが怖くてこちらから矢継ぎ早に話してしまう。

とにかくこちらのことは何も心配いらないことを繰り返し伝えた。
安心させること以外に言葉が見つからない。

あまり良い話は聞けなかったが本人の状況がわかっただけでも少し気が楽になった。
先々不安は尽きないが一旦は置いておこう。

つづく