印西市の自治体経営力No.1は行政努力の結果? | ガネーシャJr.の印西暮らし

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2015年迄印西市ではんこ屋を営んでいたガネーシャJr.と申します。角膜と硝子体の目の病気ではんこ屋を閉店しました。
里山と近郊都市の両立する印西市が大好きで、市内を散歩しながら見た事や行政に感じる事を個人的見解で書いています。どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは、ガネーシャJr.です。


先日、自治体四季報の2023年のランキングが発表され、印西市は「全国自治体経営力ランキング」は前年度は3位でしたが今年は総合評価第1位に選ばれました。

人口増減率2位(流山の次ぎ)、人口一人当たり自治体純貯蓄額200位(金持ち数?)、地方税収増減率76位(前年度58位よりダウン)、人口一人当たり職員人件費210位、人口一人当たり地方税収125位でした。

このランキングの上位は地方の町村が多く占めていて、都市は少ないです。印西市の様な全ての評価が高い自治体は少ないです。

財政難で困っている自治体が多いなか、印西市は財政豊かな自治体と言えます。

駅前のイルミネーションも企業の協賛無しの市独自で毎年実施しています。


印西市は千葉ニュータウンの開発で発展して来ました。一時は千葉ニュータウン開発縮小で印西市は停滞していて、その頃の経営力は酷かったと思います。2004年の市町村合併は白井市民の住民投票で反対され撤回されました。

その後2005年モア、2006年イオンモール、2007年ビックポップの大型ショッピングセンターが完成しました。そして2014年泉野に初めての大型物流センター、2019年は鹿黒南に最初のグッドマンイースト、大塚には初めてのコルト社データセンターも出来ました。

千葉ニュータウンの発展で印西市は板倉市長がなった2012年から7年連続で住みよさランキング1位の人気の街になりました。


申し訳ないですがこの発展の殆どは行政の手腕ではなく、たまたま千葉ニュータウン未開発の空いた土地があったからだと思います。

そして印西市の発展はグッドマン ビジネス パークの開発が大きいと思います。

牧の原地区にも広大な大和物流データセンター基地が建設中です。

しかし千葉ニュータウンは殆ど開発されて未開発の空地は無くなってしまいました。

このままでは住宅地に隣接した少しでも空いている土地に物流センターやデータセンターが建設されるかもしれません。

今印西牧の原駅近くに建設中の新しいデータセンターは集合住宅隣のビックポップ ショッピングモールの駐車場だった場所です。


そして空いた土地が無くなったせいか、ついに印西市に積極的だったグッドマンにも見放されてきた感じもします。


千葉ニュータウンに隣接した市街化調整区域ちある里山が造成工事され、宅地やデータセンターになっています。
印西市はこれらの事態をどこまで把握しているでしょうか、何の報告もありません。民間企業の事業開発や住宅開発を、市民は工事開始後の工事看板を見て初めて知るのです。


自治体経営とは「住民の持続可能な幸福を実現する力」だそうです。

千葉ニュータウンの開発は殆どが千葉県が行っていて、印西市はただ場所を提供しただけでした。千葉ニュータウン開発や事業縮小も、印西市は殆ど関わっていない受身の体制でした。千葉ニュータウンに進出する企業に対して、何の誘致活動を起こしてはいません。

今回の自治体経営力1位の結果は、偶然に降って沸いた企業の進出によるポイントのお蔭たと思います。



今年は印西市の市長選挙が行われます。

今回の選挙はこの豊かな自治体経営力をどの様に扱うかが争点になると思います。

この経営力を活かして新しい改革を進め、印西市の発展を図る方法もあります。

大きな改革を唄わず、財政を危機時や緊急対応に使用するやり方もあります。


現市長の行ったコロナ緊急事態時の印西市特別助成金は企業や市民は助かりました。

ただ印西市の歴代市長は大人しい首長が多く、あまり大きな改革(現市長のクリーンセンター移転変更以外)は行っていないと思います。印西市内の色々な問題解決の大きな行政改革にもっと関わって欲しいと思います。

いずれにせよ、自治体経営力をどの様に活かすかは首長の手腕に委ねる事になります。

多くの市民に投票して、素晴らしい市長を選んで欲しいなと思います。

印西市がもっと住み良い街になる事を願うガネーシャJr.でした