結縁寺の蓮の花が開花、でも大日塚の里山消滅 | ガネーシャJr.の印西暮らし

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2015年迄印西市ではんこ屋を営んでいたガネーシャJr.と申します。角膜と硝子体の目の病気ではんこ屋を閉店しました。
里山と近郊都市の両立する印西市が大好きで、市内を散歩しながら見た事や行政に感じる事を個人的見解で書いています。どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは、ガネーシャJr.です。


印西市の結縁寺は季節毎に草花が咲き、里山の四季を彩っています。

両側の蓮池に囲まれた参道は冬は葉牡丹、秋は彼岸花が咲き乱れます。


そして葉牡丹や彼岸花が咲く参道の両側は池があり、初夏には蓮の花で覆われます。
先日、結縁寺を訪れたら蓮池の蓮の花が咲いていました。

参道の右側は古代蓮や大きな花が咲く池ですが、まだ咲いてなくもう少しでした。
左側は右より小さめの花ですが、ポツリポツリと咲いていました。
ピンクの花もありました。
中に河骨(コウホネ)も咲いていました。

右奥の小さな池は黄色で覆われています。
コウホネと思ったら違う花、コバンコナスビと言う水草でした。
多分6月に入る頃、結縁寺蓮池の花は満開になるでしょう。


結縁寺の周りには多くの史跡があります。結縁寺の前の熊野神社入口には入定塚、南には名馬塚や頼政塚、北には大日塚があります。
少し前までそれらの史跡は雑木林や耕作地外れに存在し、里山の風景となっていました。

大日塚の付近は市街化区域(千葉ニュータウン)と接していて、千葉ニュータウン中央駅までのバス停が近くにあります。
1年前まで大日塚は畑の奥、裏は雑木林に囲まれた場所にありました。
しかし昨年末から裏の雑木林が伐採され、塚だけが取り残されていました。
大日塚の周囲は宅地開発されていました。
塚は史跡で開発が難しかったせいかポツンと取り残され、今後史跡はどうなるのでしょう。

印西市は史跡を指定するだけでなく、史跡の保護やその環境保全も考えるべきです。



結縁寺や里山の残る地域は市街化調整区域です。千葉ニュータウンが出来て新しく町名が付いた区域だけが市街化区域です。
本来の市街化調整区域は親族以外の住宅は建築出来ません。しかし「40戸連単制度」が出来て、印西市は「40戸連単制度条例」を平成25年条例に制定ました。

「40戸連単制度」を定めていない自治体は多くあります。印西市も制度を見直す時期だと感じました。


結縁寺周辺は「日本の里100選」に選ばれた美しい里山が残る地域です。そして千葉ニュータウンの隣で気軽に訪れられる里山です。

ただ駅からも近くて宅地開発すれば完売は間違いない地域でもあります。


このままだと、里山が殆ど開発される可能性もあります。今後市街化調整区域の開発を注視してみたいと思う、ガネーシャJr.でした。