戸神川は印西市西南部を流れる短い川です。
県立北総花の丘公園に囲まれた戸神川防災調整池から流れ出しています。
船尾町田で神崎川に合流します。
その先は印旛沼からの新川に合流して東京湾に流れています。
戸神川の流れる戸神の低地は昔は香取海と言う、霞ヶ浦、北浦、手賀沼、印旛沼、現利根川が一緒になっていた大きな湾の海の中でした。
印旛沼から新川、神崎川は湾の南側の海の底でした。戸神川の部分は入江になっていて比較的穏やかな浅瀬の海だったと思います。
その戸神の入江付近で旧石器時代から縄文弥生時代の遺跡が何個も発見されています。
その戸神川の川沿いを歩きました。
高台から戸神川を見ると、水田のある川沿いは昔の海の入江でした。
県立北総花の丘公園の自然生態園から戸神川に出ます。自然生態園も湿地にあり、トンボ等水性昆虫が観察出来ます。ここには夏にホタルも放たれ蛍観賞会が開かれています。
戸神川と反対側の高台の県立公園への斜面が旧石器時代の船尾白幡遺跡があった場所です。
戸神川を川沿いに行くと西根遺跡跡です。
戸神川を越した先には鳴神山遺跡跡があります。
西根遺跡は縄文土器が多数発見されています。発見された土器は木下交流の杜の歴史資料館に展示されています。
ほんの1kmくらいの範囲内に遺跡が何個もありました。しかし今はどれも保存されてなく、地図から遺跡の場所を捜しました。
高台から見ると水田の奥に谷津が入り込んでいます。水田の場所は昔の海で、谷津の高台に古代人が住んでいたのです。貝殻も発見されています。
戸神川を歩いて、里山散策と遺跡跡探しの両方を楽しんだガネーシャJr.でした。