今回は昆虫愛好家のガネーシャJr.です。
6月に新種の蝶発見か!と書きました。
http://s.ameblo.jp/hanko-inzai/entry-12167469586.html
しかしその後何回も見かけるのです。
白地に黒いマダラがある素早い大型の蝶です。雑木林やその周辺で見かけます。

その蝶の名前と生態が判明しました。
マダラチョウ科のマダラチョウではなく、タテハチョウ科ゴマダラチョウの近縁に属するアカボシゴマダラでした。
後ろ翅の小さな紅い紋が特徴ですが、じっくり見ないと気付きません。
アカボシゴマダラは本来はベトナムから中国朝鮮半島にかけて生息する外国の蝶でした。日本には奄美諸島で発見されたくらいでした。
その蝶が20年前に埼玉県で発見され、最近は関東地方で多く見られる様になっています。
榎が食樹で他の蝶とも被り、最近は要注意外来生物に指定され在来の蝶の生態に悪影響を与えています。
関東地方だけに多く生息は異常で、多分蝶マニアによる人為的な放蝶と考えられます。
最近の温暖化で異常繁殖しています。
昆虫だけでなく植物や生物の日本古来種が外来種に負けています。
アカボシゴマダラも美しい蝶ですが、印西市はゼフィルス類を始め美しい蝶の宝庫です。
ガネーシャJr.が撮影に成功した蝶は、まだ数種類しかありません。
珍しい蝶や大型の蝶は高い所を素早く翔んでいて、簡単に撮影させてくれません。
やっと撮ったコレクションです。
久しぶりに出会ったタテハチョウ科ツマグロヒョウモンのメスです。

綺麗な銀色の翅のウラギンシジミです。

街中でよく見かけるアゲハチョウが彼岸花に止まっています。

ガネーシャJr.が持っている蝶図鑑は40年以上前の発行で新種は載っていません。
ガネーシャJr.の希望は前からいる蝶達とアカボシゴマダラの共存です。
印西の里山の雑木林以外でも、街中の花のある場所には美しい蝶達が翔んでいます。
この素晴らしい自然がいつまでも続く事を願っているガネーシャJr.でした。