七福神の七柱を祀る社を参詣すると、除災招福・所願成就がもたらされるといわれ、江戸時代にお正月の行事として一般化、本来は1月7日までに回るといいそうですが現在は正月以外にも七福神巡りができる場所が増えました。
鎌倉江の島七福神も「1年を通して参詣できます」と書いてあります。
鎌倉は大きな都市ではないので一日で巡れるのも売りのようです。
各説明はパンフレット参照
江の島からまわるコースと北鎌倉からまわるコースがモデルコースになっています。
江の島方面からなら小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」
江ノ電「江ノ島駅」湘南モノレール「湘南江の島駅」から
徒歩15分~20分で江島神社へ。
江島神社・江島弁財天「金寶富貴」
近江の竹生島、安岐の宮島とともに日本三大弁財天の一つに数えられ、辺津宮横の奉安殿に安置されています。技芸向上、幸福・財宝を招く福神です。
ここから江ノ電「江ノ島駅」に戻り江ノ電「長谷駅」へ。
長谷寺・御霊神社とも徒歩5分ほど。
長谷寺・大黒天「出世開運」
由比ヶ浜が一望できる長谷寺観音堂の隣に大黒堂があります。寺には神奈川最古の尊像がお祀りされています。出世、開運、財富招来の福神です。
御霊神社・福禄寿「家禄永遠」
御霊神社は九月に行われる奇祭「面掛行列」が有名です。その十面の内の一面が福禄寿で、宝蔵庫に祀られています。長寿、家禄永遠を司る福神です。
ここから江ノ電かバスで鎌倉駅へ。
東口から徒歩5分で本覚寺へ。
本覚寺・夷尊神「商売繁盛」
恵比寿は七福神の中でただ一人の日本の神様です。恵比寿は、古く関東では夷尊神と書かれました。商売繁盛、家運隆盛、縁結び、五穀豊穣の福神です。
小町大路へ出て徒歩5分ほどで妙隆寺へ。
妙隆寺・寿老人「長寿延命」
「鍋かむり日親」と呼ばれた傑僧・日親上人ゆかりの妙隆寺。欅一木造りの寿老人が祀られています。人々の安全と健康を守り、長寿を司る福神です。
ふたたび小町大路へ出て徒歩5分ほどで宝戒寺へ。
宝戒寺・毘沙門天「勝運来福」
北条氏ゆかりのお寺です。本尊の左手に毘沙門天が祀られています。仏教の四天王の一人で、病魔退散、財宝富貴の福神です。
宝戒寺の正面を西に5分ほど歩くと鶴岡八幡宮です。
鶴岡八幡宮・旗上弁財天「芸能成就」
源頼朝が平家の滅亡を祈願したとされる旗上弁財天社は源平池右の中島にあります。弁財天像は国宝館に安置されており、武運長久、大願成就の福神です。
ここから北鎌倉へ徒歩25分か、「鎌倉駅」へ戻りJRで「北鎌倉駅」徒歩7分もしくは大船方面行きバスで「明月院前バス停」で浄智寺へ。
浄智寺・布袋尊「福徳円満」
弥勒菩薩の別の姿が布袋尊といわれています。境内裏の洞窟に等身大石像が祀られています。知恵を授け、福徳円満の人を作る福神です。
このルートで巡るかもしくは逆に「北鎌倉駅」から反対に巡るのがモデルコースになっています。うちから鎌倉は遠くはないので2日に分けて回りましたが。
今回の御朱印帳は700円+各御朱印代300円。他にも御朱印用色紙500円、飾り色紙1000円などがあるそうです。他の観光客は色紙を持ってる人が多かったです。