共産党福岡県委員会の神谷貴行さんが、8月6日付で日本共産党から除籍され、 また、8月16日付で日本共産党福岡県委員会から解雇されました。

 

 このブログを見ていただいている皆さん、私のブログなどより、神谷さん本人のブログを見てください。

 

kamiyatakayuki.hatenadiary.jp/entry/2024/08/16/161547

 

 神谷さんは共産党福岡県委員及び県常任委員として、2023年2月の福岡県委員会総会で、松竹さんの除名処分を見直すように中央委員会が助言することを、福岡県委員会総会として決議すべきだ”と発言・提起しましたが、この意見は、「採用しない」ことが賛成多数で決定されました。

 その後、これに関する行為が共産党の規約に反するのではないかと福岡県委員会による神谷さんに対する処分の調査が行われました。しかし規約違反の事実が確認できず、また県委員の中でも神谷さんへの処分に反対する意見も多く、1年半にわたって処分の有無を判断できない状態が続いていました。

 

 今回の「除籍」は、処分ではありません。

 共産党の規約では、

 

第11条 党組織は、第4条に定める党員の資格を明白に失った党員、あるいはいちじるしく反社会的な行為によって、党への信頼をそこなった党員は、慎重に調査、審査のうえ、除籍することができる。除籍にあたっては、本人と協議する。党組織の努力にもかかわらず協議が不可能な場合は、おこなわなくてもよい。除籍は、1級上の指導機関の承認を受ける。

 

となっています。

 従来、「除籍」は、党員が転居したりして、会議にも参加しない、党費も納めない、連絡先もわからない、などの場合に行っていた手続きです。

 それを、共産党中央としては処分したいけれど、処分理由が見つからない党員に対して、処分に変わる手段として使うなど、あまりにも姑息なやり方と言わざるを得ません。

 

 今回の「除籍」の詳しい経過や神谷さんの今後の対応などは明らかになっていませんが、松竹さん、鈴木元さんの除名に続く、きわめて不当な手続きであり、共産党に対して断固抗議し、今後神谷さんと連帯して取り組む決意です。