6月3日に共産党の「大会・2中総決定推進本部」が「6月こそ″目標水準”への突破口を開くために」との文書を発表しました。

 

 5月の到達点は、党員は5401人に働きかけ、477人が入党を申し込んだが現勢では後退する見込み、読者拡大では日刊紙111人減、日曜版564人減、電子版70人増となりました。

 1~3月の、毎月6000~7000人の読者減というすさまじい減少は脱したようですが、7月末までの目標水準=①毎月2万人以上に働きかけ、2千人以上の党員を迎える、②毎月1200人の日刊紙読者、6000人の日曜版読者の増勢をはかる、には到底及ばない状況です。

 

 もう、色々コメントする気にもなれないので、角度を変えて、私の所属している支部の現状を紹介します。

 

 私の所属する支部では、登録された党員のうち、党費を払っているのは6割、毎週の支部会議にほぼ参加しているのは2割、月1回程度参加している人を含めて3割程度です。

 支部会議は毎週定例化しています。

 日刊紙、日曜版の配達・集金は、ギリギリの状況ですが、何とかやれています。

 市議と一緒に、月2回の拡大行動、駅頭宣伝を行っています。

 党員拡大はなかなか成果が上がらず、党員数、党員の中で動ける人の数は年々減少しています。

 読者数は、毎月2回の拡大行動の結果、前年の部数をほぼ維持しています。

 

 こうした現状は、全国の支部のなかでも平均より上をいっているのではないでしょうか。

 

 もし、わが支部の現状が全国の平均だと考えると、どういうことになるでしょうか。

 全国25万人の党員のうち、党費を払っているのは6割=15万人、毎週の支部会議に参加しているのは2割=5万人、月1回程度参加している人を含めて3割=7万5千人となります。

 大会決定や2中総の手紙などを、毎週の支部会議で読み合わせをするとして、それで読了するのは2割=5万人、党員拡大、読者拡大など、何らかの活動に少しでも参加できるのは、3割=7万5千人、多めに見ても、これが現在の共産党の限界だと思います。

 共産党中央は、こうした現状を理解したうえで、毎月の目標を提起しているのでしょうか。