5月9日に、共産党中央委員会あてに、「「しんぶん赤旗」の、二所ノ関部屋の新小結大の里の記事についてのご質問」との質問状を送りました。

 

 まず同日中に「日本共産党中央委員会 国民の声室メール係」から、

「メールありがとうございました。「しんぶん赤旗」編集局に届けます。
なお、今後、「しんぶん赤旗」記事への問い合わせ、投稿、情報提供などは、次の「しんぶん赤旗」編集局専用のメールアドレスにお送りください。」

との返事がありました。

 

 そして5月15日に、しんぶん赤旗スポーツ部長 和泉民郎さんから、以下の回答が送られました。

 

 

いつも「しんぶん赤旗」をお読みいただきありがとうございます。

5月9日付「始まりの初夏 上」の大の里の記事にご質問をいただきました。伊東さまの質問を踏まえて、お答えさせていただきます。結論から言えば、本紙のこの記事は、読者に誤った認識を与えかねず、問題があったと考えております。

 

『週刊新潮』5月2・9日号、二所ノ関部屋・大の里のいじめ、飲酒強要の記事に関して、残念ながら私どもは直接の取材はできておりません。『週刊新潮』の記事は承知していましたが、後追い取材もできておりません。しかしながら、今回の報道内容やその間の経過等も考え合わせると、こうした事実がなかったと言い切れるものではなく、当事者が明らかにしていない事実があるとの前提で対応すべきだったと思っております。

 

9日付のスポーツ面の記事は、「しんぶん赤旗」が契約している時事通信社の配信記事です。しかしながら、当然にその記事を掲載するか否かは私たちが判断すべきものです。掲載の際、『週刊新潮』が指摘する事態を踏まえ、掲載の是非を十分に検討すべきにもかかわらず、それができずに掲載してしまったものです。もっと慎重な判断が必要だったと反省しています。

 

私たちはこの間、スポーツ界の暴力、相撲界のいじめや暴力の現状を批判し、改善のための報道も行ってきました。その立場からみても、今回の事態をより深くつかむ努力をすべきだったこと、またそれができていない場合でも、いじめや暴力にかかわる問題性に配慮した対応が必要だったと思っています。伊東さまのご指摘によって、私どもの記事が大の里にまったく問題がなかったとの印象を与えかねないことなど、その問題点の認識を新たにしているところです。

 

今回は私たちの紙面づくりの至らなさ、問題点をご教示いただきありがとうございました。これらを深く受け止めつつ、スポーツ部でも議論をし、今後の活動に生かしていきたいと考えております。今後とも疑問に感じること、お気づきの点がありましたら遠慮なくご指摘いただければ幸いです。

 

2024年5月15日 しんぶん赤旗スポーツ部長 和泉民郎

 

 

 なかなか誠実な対応で、さすが赤旗という感じです。

 

 これからも、疑問に思ったことは臆さずに質問していきます。

 皆さんも質問状を送ってはいかがですか。