脚本秘話 episodeⅡ | 羽仁修のブログ

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脚本家・羽仁修の暇つぶし的ブログです。

さて、episodeⅠからずいぶん間が空いてしまいましたが、

episodeⅡ いってみたいと思います。


起・承・転・結です。



まず決めなくてはいけないことは

“彼らが宇宙船に乗って何をしようとしてるのか?” です。 

これが決まれば、おのずと『起』と『結』は見えてきます。


基本がシチュエーションコメディと決まっているので、

なるべく大きな使命を持っているほうがクルーのバカバカしさが

より浮き立つんじゃないかということになり

だったらと言う事で、地球規模まで大きくしてしまいました。

この辺はノリでしかありませんでしたね・・


ということで、彼らは地球を救うための任務を背負わされたのです。

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そして次に考えたのが『転』です。


承は転への繋ぎであり、そのための伏線を張ったりする必要があるので

転が決まらないと承は作れません。


転というのはいわゆる山場です。

いろいろ考えましたが、

けっきょく隕石群に飲み込まれる事にしました。

隕石って安易かなぁと何度も悩みましたが、

難しいことをやってもわかりづらくなるだけだし、

ここまで来て説明ばっかりになるもの嫌だと思い、

隕石群にしました。

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もちろん僕の力量不足ということも否定しませんが・・


それに、もう一転させようと考えてましたからね。

僕的には隕石群も最後のための伏線だという気持ちがありました。


ドタバタしてるだけでは物語はボヤけてしまうので、

お客さんの心を引っ掛けていく何かが必要になります。

ドタバタしてる中にも不穏なものを残し、

ツキカゲの船内の裏で何かが起きていると思わせ、

ラストに向かって興味を持たせていく。


そのために火野というキャラクターを作りました。

火野を最後の起爆剤にしようと。

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そして、主人公の玉地とぶつける事にしました。

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      (玉地)           (火野)


こんな感じで『転』を作っていきました。


で、ここから『結』になっていくのですが、

また長くなってしまったので・・


続きはepisodeⅢにて!!



ちなみに今回の写真は

カメラマンの宮坂さんの写真です。

さすがプロ、いい仕事しますね。