皆さんも、ご存じの通り、
昨日、６月１２日、シンガポールで、
アメリカのトランプ大統領と、
北朝鮮の金正恩の歴史的な会談が行われました。
これは、先々月と先月の
板門店での会談の流れに沿ったものですし、
北の対応は、特に踏み込んだものはないですし、
予想通りという感じです。
それでも、今回は、やはり歴史的な第一歩ですし、
これからひとつひとつ、前に進むことを、期待したいです。
しかし、合意文書の中に、
非核化の過程で、韓国と日本が金を出す、
という内容がありました。
結局、金かよ。
北は、一体、どれだけ金をせびってくるのか、
と心配しています。
それでなくても、不景気だし、政府はお金がないのに、
韓国の若者だけが割を食うのではないのか、
と若者たちは考えています。
大企業は、このあと、北朝鮮に進出できれば、
安い労働力で、物を作ってたくさん輸出できるから、
万々歳だろうけど、
その分、韓国での雇用が減る可能性もあるし、
若者たちの心配は尽きません。
また、これまで言われていた、
完全でかつ検証可能な不可逆的な非核化、
という文句が、共同声明文から抜けていることに対し、
また、いつものように、北にだまされただけだ、
という人たちも多いです。
特に、保守系の人たちです。
保守系の人たちは、北が核を持ち続けているのに、
韓国とアメリカの軍事合同訓練を中止するのは、
自殺行為だ、
と考えています。
結局は、今回の会談は、ただのショーにすぎない、
そう考える人は多いです。
会談を、華僑の国、シンガポールで行ったのも、
金正恩が、中国の飛行機でシンガポールへ行ったのも、
結局、中国がおぜん立てをしているわけで、
中国が影響力を見せつけただけです。
中国とトランプの間に、どんな取引があったのか、
目立ちたがりのトランプが、
結局、中国に踊らされているだけだ、
そんな意見も少なくないです。
でも、とにかく、韓国としては、
安全を確保できることが第一なので、
これからの進展に、やはり、期待したいです。
で、日本ですが、
拉致問題ばかり訴えていて、
今回は、蚊帳の外になってしまいましたね。
韓国も、たくさんの人を拉致されています。
しかし、それを言っていては、事が前に進みません。
拉致問題を取り上げることで、
逆に、ミサイルが飛んで来ては大変です。
そもそも、北は、何を言っても、
聞く耳を持たないでしょうけど。
急がば回れ
ではないですが、
北を普通の国にしてあげれば、
人々の往来も可能になりますから、
拉致被害者のことも、自然に、表に出てくるでしょう。
拉致問題も大切ですけど、
そのために、国益を大きく損なってしまっては、
元も子もないと思いますけど、
どうなのでしょう。
トランプ大統領は、日本への礼儀上(？)、
拉致問題を取り上げてはいますけど、
それよりも、今後、北からは、
莫大な植民地時代の賠償金の請求、
非核化のための資金の請求と、
天文学的数字の請求書が日本に来ると思います。
日本は、お金持ちで余裕があるのでしょうか、
誰も心配していないみたいに見えます。
いつまでも、北がこのままではないでしょうし、
これからの東アジアについて、
もう少し考えたテレビ番組とかが、
あってもいいと思いますが、
日本の番組は、拉致問題ばっかりですね。
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