あるものは出す、ないものは出さない その① | hebaragiのブログ

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韓国語のこと、日常のこと、つぶやきブログに変更です。

こんにちは。
熊本地震、最初の揺れから1週間。

家族や友人から、またSNSやニュースからいろんな情報が入るたびに一喜一憂してしまいます。きっと多くの皆さんもそうでしょうね。

明るい声で元気だよと伝えてくれる両親ですが、絶対にこっちに来るなと付け加えるのは特に余震の怖さが大きいのだろうと思います。

少しでも早く余震が収まることを願いつつ、今日も目の前のことを頑張ります。


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さて、ㄹパッチムがらみの発音に苦労される方、多いですよね。


理屈を聞いて、割とすんなり発音される方もいらっしゃいますが、日本語式の筋肉の動きから脱することがなかなかできない方も多いです。


根気よく毎回アドバイスと練習を繰り返しています。



最近特に気になる具体例を上げてみますね。


ケース

지하철로(地下鉄で), 물로(水で), 연필로(鉛筆で) のように、ㄹで終わる名詞に助詞の로がつく場合。


この場合、それぞれ[지하처로] [무로] [연피로] と으の音を入れて発音される方が多いです。

자하철(地下鉄)を[チハチョル]、물(水)を[ムル]、연필(鉛筆)を[ヨンピル]とカタカナ的に覚えてしまっているのかなと思います。


ケース

빌려주세요, 눌러요, 걸려요のように一つの単語の中にㄹ+ㄹがある場合や、

연락[열락] (連絡)、원래[월래](元々)のように流音化で、表記上はㄹ+ㄹではないけれど実際の発音ではㄹ+ㄹになるもの。


これらをそれぞれ[려주세요] [러요][려요] [락] [래]のように、前のㄹパッチムの音が出ていないことがよくあります。


生徒さんによっては、①で例に挙げたものが②のようにㄹの発音が不十分だったり、逆に②の例で挙げた言葉を①のように으音を入れて発音されることもあります。


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そもそもㄹパッチムはどのように発音したらいいのでしょうか。


ㄹパッチムは[ l (エル)] だから「ル」に近い音...



これは間違いではありませんが、このように考えるとついつい[으]音が入りやすくなります。


ㄹパッチムは「ラ行」の準備の音です。


「何のこっちゃ?」と思いますか?


まずは「ラ」と言ってみましょう。


次に、ゆ~~~~~っくり「ラ」と言いましょう。

「うぅぅぅぅぅぅうううううう!」とまぁこんな感じです。


これができたら、もう一度やってみて、最後の「ラ」をいう前の「うぅぅぅぅぅぅうううううう」でとめます。


このときの、あえてカタカナで書くなら「ウ」と書こうか「エ」と迷いそうな微妙な音がㄹパッチムの音です。

ッチムのㄹは「ル」というより、舌先を上あごにしっかりくっつけましょうマークです。 






その①、その②のようなㄹ+ㄹのケースの場合

例えば물로(水で)なら、口をすぼめて「ム」といった後に上あごに舌をつけて「ウ」みたいな変な音を出した後に、しっかり口をすぼめたまま「ロ」と発音しましょう。

ㄹパッチムの音が消えて「ムロ」になってもNG

ㄹパッチムの後に[으]が入って「ムルロ」になってもNGです。


「ムロ」のような「ムエロ」のような「ムウロ」のような… 

やっぱりカタカナでは書き表しようがないですね。


ㄹはあるんだからちゃんと出す!
[으]はないんだから出さない!

というのが大事です。



同様に意識して、発音してみましょう。


지하철로 

연필로

빌려주세요

눌러요

걸려요

연락[열락]

원래[월래]


お手持ちの教材の音声などとも照らし合わせながら、練習してみて下さいね。


話の流れにもよりますが、発音が正しくないと同じ日本語母語話者としての想像力、講師経験を基にした想像力を働かせても、何を言っているのかよくわからない場合もあります。

発音は大切です。いっぺんには無理でも、声に出して練習するときはできるだけ口の形や息の出し方を意識しましょう。




今日も読んでくださってありがとうございます。

오늘도 읽어 주셔서 감사합니다.



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