概要

高圧ガス販売主任者とは、高圧ガス保安法に基づく国家資格。

経済産業省令で指定する23品目いずれかの高圧ガスを販売する場合、高圧ガス販売主任者の免状が必要です。

 

販売主任者免状には第一種と第二種があり、販売できるガスが異なります。

なお、第一種と第二種の間には上下関係はありません。

 

【第一種】

アセチレン、アルシン、アンモニア、塩素、クロルメチル、五フッ化ヒ素、五フッ化リン、酸素、三フッ化窒素、三フッ化ホウ素、三フッ化リン、シアン化水素、ジシラン、四フッ化硫黄、四フッ化ケイ素、ジボラン、水素、セレン化水素、ホスフィン、メタン、モノゲルマン、モノシラン
【第二種】

液化石油ガス(LPガス)

 

試験は毎年11月に実施されており、各都道府県で受験できます。
試験は「法令」と「保安管理技術」の2科目あり、それぞれマークシートで6割取れれば合格です。

 

勉強方法

高圧ガス保安協会がテキストと問題集を販売しています。

ただ、この試験は過去問の焼き直しが多いため、過去問を回すだけで受かります。

5年前に第二種販売を取った時もそうでした。テキストは不要です。

 

今回使用した参考書はオーム社の攻略問題集のみ。

類題ごとにまとめてあって使いやすかったです。

 

「法令」は暗記あるのみ。

「保安管理技術」も計算問題以外は基本暗記です。

計算問題は高校化学のモル濃度の計算などが出てくるため、人によっては苦手に感じるかもしれません。

ただ、その場合は捨て問にしてしまって問題ないです。

20問中12問(6割)取れれば合格なので、計算問題を1,2問落としたところで他の分野でカバーすればいいわけです。

私は計算問題は捨てて挑むことにしました。

 

問題集を2周したところで試験日到来。

例年通りの出題傾向であれば問題ないはず…

 

試験当日

受験会場は千葉工業大学津田沼キャンパス。

 

9:30になり「法令」の試験開始。

予想通り、過去問の焼き直しばかりで楽勝でした。

ササっと解き終え途中退室し、モリシア津田沼のマクドナルドへ。

コーヒーを飲みながら「保安管理技術」の最後の仕上げにかかります。

 

11:00になり「保安管理技術」の試験開始。

こちらも過去問通りの出題でした。

 

無事に試験終了。

この試験は問題用紙を持ち帰れないため自己採点はできませんが、まず大丈夫だろうという感触です。

後でネット掲示板で知ったのですが、この試験は電卓の持ち込みが可能なので、自分の解答した番号を電卓に打ち込んで退室すれば自己採点できたのですね。その発想は無かった(笑)

 

合否発表

試験から2か月ほど経って合否通知が届きました。

得点は不明ですが、無事に合格していました。

 

免状交付手数料は3,400円。

千葉県の場合、収入証紙を貼付して申請です。

早めに申請したいと思います。

 

これで第一種販売、第二種販売とも取得できました。

次に高圧ガス関係の試験を受けるとしたら、ガス主任技術者か冷凍機械責任者あたりでしょうか。

ガスの知識が抜けてしまわないうちに取りたいと思います。