概要

ニュース時事能力検定は、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会などが主催する民間の検定試験。

新聞やテレビのニュース報道を読み解き、活用する力(時事力)を養い、認定する検定です。(公式HPより)

 

私は普段テレビやネットでニュースには触れるものの、いつも限られた分野のニュースしか見ていません。

そこで、試験を通じて国内外の出来事を幅広くおさらいできればと思い、受験することにしました。

 

試験は2級まではマークシートですが、1級は記述式とのこと。

いきなり1級を受けようかと思ったのですが、やはり記述式は敷居が高いので、とりあえず2級を受けることに。

 

対策

毎日新聞出版からテキストと問題集が市販されています。

テキストは全頁フルカラー。

基本的に1テーマが見開き2ページに収まっており、写真やグラフも多く分かりやすい構成です。

パラパラ読むだけでもためになるので、ニュース検定を受験しない人も買う価値あるかもしれません。

 

テキストだけで何とかなりそうな気もしたのですが、問題集には「2~5級の検定問題の約6割は、2019年度版ニュース検定公式テキスト・公式問題集から出題されます。」との記載があったため、念のため問題集も買うことに。

この2冊があれば大丈夫なはず。

 

さて、勉強開始です。

テキストは分かりやすいのですが、ページいっぱいに情報が詰め込まれているため、読むのに結構時間がかかる…

結局テキスト3周読んだところで試験前日を迎えてしまいました。

 

うーむ、これで受かるのだろうか…😓

ニュース検定は過去問が公開されていないため、どの程度対策すれば万全なのか分かりません。

最後に問題集の2級範囲を1周して会場に向かうことに。

 

受験(2019.06.23)

会場は毎度おなじみ千葉市稲毛区の千葉経済大学短期大学部。

15時になり、試験員から諸注意を聞かされた後、試験開始です。

試験は4択のマークシート式で、50分間で45問解きます。

 

試験開始後に問題を解き進めていくと…

問題集の問題が殆どそのまま出てくるので拍子抜けしました。

これは満点もいけるかもな~😉

 

合否発表

試験から3週間ほどで封筒で結果が届きました。

A4サイズで「折曲厳禁」の文字があるので合格を確信。

開けてみると…

 

無事に合格でした。

採点結果も同封されており、2問間違えて96点でした。

うーむ、どうせなら満点取りたかった😅

 

公式HPによればここ数年の2級の合格率は30~40%とのことですが、

今回の合格率はなんと58.8%

かなり簡単な回だったようです。

 

感想

非常に有益な試験でした。

試験勉強を通じて国内外で何が起きているのか総ざらいできた気がします。

行政書士試験の一般知識対策にも良いかもしれません。

 

試験範囲は広いのですが、問題集からの「焼き直し問題」が多いので試験自体は簡単です。

私が受験した回は試験問題の8割以上が公式問題集からの出題でした。

そのため、手っ取り早く合格証書が欲しいだけならテキストは不要で、公式問題集の受験級の範囲(約30ページ)だけ1,2回読めば受かります

 

「ニュースを読み解き、活用するチカラをつける検定」を謳うのであれば、問題の焼き直し比率を下げ、知識の活用力を問う問題を増やすべきではないでしょうか。

検定の趣旨やコンセプトは素晴らしいので、今後のN検に期待したいと思います。