概要

ビジネス電話検定とは、実務技能検定協会が主催する民間の検定試験。

試験の内容はビジネスシーンでの電話のかけ方の専門性を問うものとなっています。

 

一般的に「ビジネス電話検定」と呼ばれていますが、正式名称は「ビジネス電話実務検定」となっています。

 

電話に関する資格試験では(公財)日本電信電話ユーザ協会が実施する「電話応対技能検定」(通称:もしもし検定)というものもありますが、それとは別物です。

 

試験の級は実践級、知識A級、知識B級の3つに分かれています。

知識A級と知識B級は筆記のみ。実践級は実技のみの試験です。

 

受験までの経緯

実務技能検定協会主催のビジネス系検定は次の5種類あります。

秘書検定、ビジネス文書検定、ビジネス実務マナー検定、サービス接遇検定、そしてビジネス電話検定。

今までに秘書検定準1級、ビジ文1級、ビジマナ1級、サビ接1級と取得してきたのですが、ビジ電は既に取得した検定で内容がカバーできるので、あまり受ける気にならなかったんですね。

ただ、どうせなら全5種類を制覇するのもいいかと思い、今になって受けることにしました。

 

例年の合格率は以下の通り。

・実践級:約95%

・知識A級:約80%

・知識B級:約85%

 

どの級も合格率がかなり高いです。

いきなり最上位の実践級を受けたいところですが、実践級は知識A級を取得していないと受けられません。

そのため、仕方なく知識A級を受験することにしました。

 

受験対策

早稲田教育出版からテキストと過去問題集が出ています。

ただ、前述の通り例年の合格率は約80%とかなり簡単で、私は他のビジネス系検定をひと通り取得していることから、今回は特に対策せずに受けることにしました。

 

とはいえ、どのような問題が出るのか分からず受けるのはさすがに怖い…

書店で過去問を10分ほど立ち読みしました。

 

パラパラと読んでみたところ、出題はどれも基本的なことばかり。

…うーむ、これなら合格ラインの6割は問題なく取れそうかな?

 

試験当日

試験会場は田端の中央工学校。

ビジネス系検定では毎度おなじみの校舎です。

 

試験開始30分前に着席。

教室内を見回すと受験者の8割ほどが女性でした。

 

普通、試験直前は参考書で最終チェックをするものですが、周りに勉強している人は殆どおらず、スマホをいじったりボーっとしていたり…

やはり合格率80%となるとあまり緊張もしないのでしょうかね。

 

さて、試験官から受験の諸注意を聞かされた後、試験開始です。

敬語や言葉遣いに関する基本的な問題が中心で、解きやすい問題ばかり。

 

あとは「それ言ったらお客さん怒らせちゃうだろ(笑)」みたいに、常識で答えられるような問題が多かったです。

一般常識クイズのような感じで、解いていて楽しかったです。

 

最後に記述問題が3つ出題されます。

会話文の一節が挙げられ、適切な敬語に直すものや、冗長な説明はなぜいけないのか、箇条書きで理由を答えるものなど。

 

結構のんびり解き進めていったので、解き終えるのに一時間半くらいかかりました。

ざっと見直して途中退室。

 

仕事で電話応対の経験がある方や秘書検定2級レベルの知識がある方であれば、特に勉強しなくても難なく解ける難易度だと思いました。

 

試験結果

試験から3週間後、協会から封筒が到着。

封筒を触った感触でカード状のものが入っているのを確認。

 

開けてみると…

合格証が入っていました!(^^)

得点については記載が無く不明です。

 

合格証とともに実践級の受験案内も同封されていました。

どうせなら最上位の実践級まで取りたい気もしますが、合格率95%の試験を受けるのも何だか躊躇してしまいます。

「それ、受験料を払ってまで取る意味あるのか?」って感じで…

 

実践級の受験はひとまず保留にしますが、これからも仕事で社会人として恥ずかしくない電話対応ができるように頑張ります。