概要

ビジネス実務法務検定とは、東京商工会議所が主催する民間の資格試験。

民法、会社法、労働法、知財法などビジネスに関わる様々な法律が出題されます。

試験は7月と12月に実施され、毎年約4万人が受験しています。

 

私は総務部で法務関係の仕事をしており、勉強を通じて得た知識が業務に活かせるかなと思い、受験することにしました。

1級は論述形式のためいきなり受けるには厳しいだろうし、3級は取ってもあまり自信に繋がらないかなと思い、間を取って2級を受けることにしました。

 

学習方法

テキストも問題集も公式のものは高いので、何とか安く抑えられないかと思い、まずはネットで情報収集。

合格者の体験記で「毎年過去問と似た出題が多いから、過去問を回すだけで受かる」という意見がちらほら見られたため、テキストは買わずに過去問だけで挑むことにしました。

 

公式問題集は定価3,200円もするので、1年前のもの(2016年度版)をブックオフで半額で購入。

1か月かけてひたすら読み進めていきます。

 

公式問題集を3周は回す予定でしたが、なかなか勉強時間が作れず、1周半しかできないまま試験日を迎えてしまいました。

ただ出題パターンは押さえられたし、何とかなるかな…

 

試験当日

試験会場は習志野商工会議所。

3年前に福祉住環境コーディネーター検定2級を受けた時と同じ会場です。

 

会場は50人ほど収容できる会議室。

2級の受験者は30人ほどでした。

 

定刻になり、試験官から試験開始が告げられます。

どうせ過去問の焼き直しばかり出題されるだろうから、さっさと解答して途中退室するつもりでいたら、見たことのない論点の問題が結構出されているじゃありませんか。

 

おいおい、話が違うぞ…

脂汗をかきながら付け焼刃の知識を総動員させて解き進めます。

初見の問題に手こずり、また問題のひとつひとつが長文のため時間がかかってしまい、結局試験終了まで残ってしまいました。

 

自信を持って解答できたのが5割くらいだったので今回は不合格を覚悟。(100点中70点で合格)

帰宅してからTACの解答速報で一応自己採点してみると…75点!

おおっ、運に救われた…

 

ボーダーを5点上回っていれば1,2問マークミスがあっても合格のはず。

1か月後の合格発表を気楽に待つことに。

 

試験から約1か月後、商工会議所から封書が到着。

不合格のときはハガキで通知が来るらしいので、封書ということは…

 

無事に合格していました!

点数は自己採点どおり75点でした。

 

感想

受験した感想として、率直に難しかったです。

今回に限って言えば、宅建士より難しかったと思います。

個数問題で0個や5個(全て)を正とするものや、改正施行されたばかりの個人情報保護法の出題もあり、「今回は容易には受からせんぞ!」という作問者の意気込み(?)が感じられる回でした。

 

驚くべきは今回の合格率の低さ。

ビジ法2級の合格率は回によって結構変動しますが、ここ数年は30%~50%程度で推移しています。

それが今回はなんと16.7%!Σ(゚д゚lll)

今回は難しくし過ぎたから次回は易化するのか、これからも合格率20%前後に抑えていくのか、どちらなんでしょうね。

 

まぐれとはいえ何とか一発合格できたので、行政書士試験に向けて弾みにしたいと思います。