●概要
火薬類取扱保安責任者は火薬類取締法に基づく国家資格。
この資格があると、火薬庫または火薬類の消費場所において、保安責任者として選任され、その職務に就くことができます。
試験は5択のマークシートで、「法令」(20問)、「一般火薬学」(20問)の計40問。
どちらも60%取れていれば合格です。
試験は甲種と乙種がありますが、難易度は殆ど変わらない様子。
どうせ受けるならと思い、甲種を受けることにしました。
●対策
参考書は香川砕石事業協同組合が刊行するテキスト・過去問がおすすめです。
通称「香川本」として、その分かりやすさから絶大な支持を集めています。
私は香川本のCDをヤフオクで500円で落札し、印刷して使いました。
テキスト部も過去問部も全ページフルカラーで、ベンチ発破や無煙火薬燃焼実験の動画も収録されていました。
書籍版より内容が充実している気がします。
総学習時間は10時間ほど。
収録されている過去問5年分を2周したところで試験日到来。
出題パターンはバッチリ押さえられたので、まあ大丈夫でしょう。
●試験
試験会場は千葉県高圧ガス保安協会。
坊主頭で筋肉質の自衛官風の男性や、長髭をたくわえた花火職人のような老人、受験者層が幅広い印象でした。
試験は例年通り過去問の焼き直しばかりで、30分ほどで完答して途中退室。
帰宅して自己採点したら法令20点、一般火薬学19点でした。
計算問題で1問ミスっていました…
●合格から免状申請まで
一か月半ほどで合格通知が届き、千葉県庁へ免状申請に行ってきました。
千葉県では郵送での申請ができないので面倒です。
申請から一週間も経たずに届きました。
千葉県庁さん、仕事が早い!
ちなみに甲種の受験料は17,000円。
(+免状交付手数料2,400円)
今まで受けた資格試験の中で一番高額でした…