日本は友情を世界に輸出せよ
アメリカの大統領の政策がピンチだ。
アメリカをもう一度偉大な国にすると主張し、アメリカンファーストというアメリカ第一主義を掲げたのだ。
最初は順調だった。だが次第に不思議な事が起きてしまう。
アメリカンファーストなのにも関わらず、その肝心の、利益を享受するはずのアメリカ人の中に不満を持つ人たちが現れたのだ。それは次第に膨らんでいく。
そして大統領の支持率は伸び悩んでいく。
アメリカンファーストならば、アメリカ人が利益を享受し、アメリカ人から多くの支持を有られるはずである。でもそうはならない。何故か?
そこにこそ落とし穴がある。
ちなみに日本にも、日本人ファーストという考えがある。
つまりアメリカンファーストや日本人ファーストにみられるいわゆる自国民ファーストでは、肝心な自国民を幸せにしないのだ。
日本人ファーストは、日本人ワーストと全く同じ意味なのだ。
何故なら、もし、例えば日本がより日本人ファースト政策を進めたとしよう。
すると日本に来る外国人観光客の母国、日本に働きに来る外国人の母国でも、
日本に対して、自国民ファースト政策に力を注ぐだろう。
日本の食料自給率は低い。
それなのに日本人ファーストのせいで、海外から入る輸入品や様々な部品などはより高価になり、
日本の商品の価格は高騰するだろう。
更に日本からの輸出品も、日本人ファーストのせいで、輸出が減るだろう。
それだけではない。昨今の地球温暖化のせいで、海水温度が上がり、生態系にも影響を及ぼしてる。
台風や局地的大雨、がけ崩れ、津波といった自然災害はよりいっそう酷いものになっている。
日本が自然災害にあった時、日本人ファーストを進めておいて、海外の国は果たしてこれまでのように支援をしてくれるだろうか?
また地区温暖化の影響で、それに伴う自然災害が酷くなり、私たちが食べるものがこれまでのように安定して入手できると断言できるだろうか?
日本人ファーストを掲げておいて、一方で困った時だけ支援して下さいと言って、
海外の国は果たして日本に支援してくれるだろうか?
結局自国民ファーストではその国の国民は幸せにならないのである。
一方私達日本人の先輩方は、海外に様々な支援をしてきた。
そのおかげで海外の国による日本人への好感度が高い国が多い。
イランイラク戦争の時、孤立した日本人を自国民よりも優先して救助してくれたトルコ。
東日本大震災の時、多額の支援金をくれた台湾。
我々日本人の先輩方が海外の国との友情を育む努力を惜しまなかった成果だと思う。
日本は多くの真の友を持つべきだ。
これから残念ながら自然災害は増え、それにより食料が潤沢には採れない時代がくるだろう。
日本が困っているなら助けてあげよう。
そう思ってくれる国が1か国でも増やすべきだ。
日本が目指すのは日本人ファーストではない。
友情を世界中に輸出する事だ。
そしてその友情の種をまき、水とエサをやり、友情の幹を大木に育てることだ。
日本人の先輩方がまいた友情の種を育ててゆくのは我々の使命だと思う。
日本が誇るべき世界への最大の輸出品は、友情である。