日本経済は今大ピンチである | カズの「きまぐれブログ」

日本経済は今大ピンチである

コロナの感染者が減少傾向を見せ始めた途端に待ってましたとばかりに、海外からの旅行客の受け入れを解禁する見込みとなった。
コロナがまだ完全に収まった訳でもないのに、海外からの旅行客の受け入れをあまりにも急ぎ過ぎた感は否めない。
しかしそれには理由がある。日本のあまりにも行きすぎた安売り至上主義とあまりにも酷すぎる人手不足が原因だ。
よく安売りの事を良心的価格だとか、企業努力などと好意的に捉えかねない傾向があるが、安売りをするためには、下請けいじめと、給与を断じて上げないことから成り立っている。
下請けいじめは下請け企業の利益を奪う形になるし、下請け企業で働く人達は給与が上がるはずがない。
つまりもしもあなたがお店で値引きを求めたとしたら、お店は「下請けをいじめて、もしくは従業員の給与を下げてお安くさせて頂きます」という事だ。
あなたが安くしてもらって得をする一方、泣く人達が必ずいるという事だ。
給与が上がらないという事は、労働者は皆例外なく消費者なのだから、つまり消費者の消費をする能力が次第に減速していく事を意味する。
従って企業は安く無いと売れないから、より安売りの流れとなり、結果働く人達の給与はますます上がらない。
その悪循環を加速させるものは、少子化による労働人口が加速度的に減少している現実がある。
つまり労働者の数がどんどん減り、残った労働者の給与も上がらない事で、日本の企業は国内需要ばかり相手にしても生き延びられない時代を迎えているという事だ。
だからこそ日本の企業は日本人よりも遥かに金持ちである訪日観光客からの消費に期待せざるを得ないのである。
またあまりにも日本人の労働者、つまり消費者の数が少な過ぎるため、移民受け入れの議論が起こっているが、あまりにも日本の給与が安過ぎるため、旅行をするには驚く程の激安なため魅力があっても、働くには給与があまりにも安過ぎるため魅力は無いと言わざるを得ないのである。
安売りが蟻地獄であるという危機感が日本人には足らない。
例えばかつてアニメは日本の自慢の市場だったが、今やアニメといえば中国である。何故なら日本のアニメーターの給与があまりにも安過ぎるため、有望なアニメーターが中国に流れている現実がある。
日本の復活には、まず安売りが悪である事を自覚するとこれから始まるのである。