六月まとめ | 版画製造所

版画製造所

版画がどうやって形成されていくかを見守る場所



2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3545ページ
ナイス数:176ナイス

バチカン奇跡調査官ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)感想
平賀の科学的な説明辺りはねむくなっちゃいそうでしたが、それ以外はほんと面白い。ラストがひっぱる内容だったので、次もはよ読みたいです。いっつもジュリアの後手にまわって、どうにか彼らの陰謀を暴きたいものですね。ロベルトと平賀のコンビはほんとたまらん!ローレンの行方も気になるし、ジュリアが言ってたロベルトのこともすごい気になります。
読了日:6月29日 著者:藤木 稟
完全版 地獄堂霊界通信(8) (講談社ノベルス)完全版 地獄堂霊界通信(8) (講談社ノベルス)感想
趣向の違う話が三話。セカンドシーズン完結です。人が幸せだと感じるものは人それぞれなわけで、難しいですね~。一種の哲学の問題のような。てっちゃんは、食べ物!って単純で可愛らしい。単純てっちゃんの思考とは反対に椎名は複雑ですね。頭がいい分ひねくれた考えになっちゃうわけで。椎名の将来が心配。わたしも浮き男みたいなほんわかした話が好きですね。サードシーズン待ってます、先生!
読了日:6月26日 著者:香月 日輪
完全版 地獄堂霊界通信(7) (講談社ノベルス)完全版 地獄堂霊界通信(7) (講談社ノベルス)感想
三人悪は、死神やら吸血鬼やらの次は、本物の殺人鬼と戦ったり、大変だね。死神や吸血鬼とかはこの世のものではないから、行動原理を理解しなくてもいいけど、相手が人間となるとなんで?ってなるんだろうな。それにしてもミッタンは巻き込まれすぎで可哀想だねえ。三人悪が秘密基地を作っちゃうあたりは子供っぽくて可愛いなあって。環境問題云々はこの作者の強い主張がにじみ出てるけど、子どもたちにはもうちょっと子どもらしい発言をさせてあげてほしいなあ。暁は一体何者なんですかね?
読了日:6月25日 著者:香月 日輪
ブランケット・キャッツブランケット・キャッツ感想
久しぶりに、重松清さん読んだけど。そうね、彼の話はどれ読んでもこうずーんと重たく感じるね。ぐちゃぐちゃになった頭で、にゃーんと鳴かれるネコを見たとき、脱力しちゃう何かがあると思うな。そういう力がネコにはあるような気がする。レンタルドッグならこうはならないような気がする。「身代わりのブランケットキャット」が印象的。
読了日:6月24日 著者:重松 清
弥勒の月 (光文社時代小説文庫)弥勒の月 (光文社時代小説文庫)感想
夜叉桜から先に読んでしまい、ようやっと弥勒の月を読めました。なんでもっとはやくに読まなかったのか、ただ悔やまれる!ずっとおりんが死んだのは清さんの過去になんかあったからだと思って自殺したと思ってたんだけど、そうじゃなかった。よかった。殺すな!と清さんを闇から引き戻したのが信次郎っていうのがいいなって思った。
読了日:6月23日 著者:あさの あつこ
心霊探偵八雲9  救いの魂心霊探偵八雲9 救いの魂感想
八雲も9冊とは感慨深いですね。オールキャストでバラバラだった事件が解決でしたね。最初出会ったときとは全く違った立場に今はいるけど、その分八雲はいろんな人たちに囲まれて強くなっていってるなあと感じました。八雲と晴香はなかなか甘い雰囲気にならないのがもどかしいですね。八雲の左眼どうなったんでしょう??
読了日:6月21日 著者:神永 学
PKPK感想
「臆病は伝染する、そして勇気も伝染する」伊坂さんの話にはたびたび勇気という言葉がでてきますね。これは伊坂さんの言葉ではないみたいですが、あそこで引用するのはいい意味で狡いなあと思いました。たびたび出てくると言えば、おなじみのあの昆虫ですね。伊坂さんどんだけあの昆虫が好きなんだろう…。臆病な小説家とかは伊坂さん自身ですよね。先に読んでた知り合いがよくわからないと言っていましたが、わたしは好きです。
読了日:6月19日 著者:伊坂 幸太郎
寒椿ゆれる―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)寒椿ゆれる―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)
読了日:6月17日 著者:近藤 史恵
にわか大根―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)にわか大根―猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)感想
猿若町捕物帳の新作が出るときいて、積んであったのをひっぱり出しました。前作からの長編と違い、短編が三つで大掛かりなトリックとかはないんですが、キャラクターや時代設定を上手く活かしてあると思います。江戸時代ならではの事件でした。相変わらず文章から滲み出る巴之氶の美しさがやばいです。全て八十吉で語られるのも面白いなあと思いました。梅が枝が好きなので、頑張って千蔭を落としてもらいたい。
読了日:6月15日 著者:近藤 史恵
魍魎の匣 (講談社ノベルス)魍魎の匣 (講談社ノベルス)感想
長かった…。最初読み始めたときは長い、長い、いいながら読んでました。でも200ページすぎた辺りからそんなことも言ってられず。最初全然関係なさそうな事件たちが次第に一つにまとまるのがすごかったです。関口くんもずいぶん変わり者だとは思うけれど、彼らの中にいると普通の人に見えちゃいますね。榎木津が面白かった。あとはまあよくもこう不幸な人々が書けるもんだなあと。エグいというか、手足はらわたがなくてそれは人なんですかね。皆狂気じみていたが面白かった。
読了日:6月13日 著者:京極 夏彦
鬼灯の冷徹 9 (プレミアムKC)鬼灯の冷徹 9 (プレミアムKC)感想
マスキングテープがついてこの値段っていうのは、やすいと思うんですよね。すごい三つとも可愛いし、買って満足です。アイドルのためには行動しないけど、金魚草のために行動する鬼灯さまは潔いなと思いました。あと猫好好グッズめっちゃ欲しいです。
読了日:6月2日 著者:江口 夏実

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今月けっこう読めたぜ!