アゼルバイジャン遠征6日目:結果は5位


滞在5日目、試合当日。

昨夜は緊張で眠れるかな?と心配をしましたが、気づけば朝!!ぐっすり眠れました。最高です。

6:00 朝食
レストランの前に並んだものの、オープンする気配がない。
6:30 まだ開かない。
やっぱり海外、時間通りにはいかないものですね。
6:40 やっとオープン!!
ホテル出発まで時間がない!今日は炭水化物をメインに、生物は避けて食事を選択しました。
日本から持参したマジックライスを200gも食べたのに、まだ満足できない。追加のタイ米をいただき、締めのコーヒーでいざ出発!!

7:45 出発
8時のバスに乗るため15分前に集合、いきなり7分前に出発するバス!早めに行動していてよかったと思ったら、今度は道端でストップ!!
どうやら、道がわからないみたい。20分ほど経過すると先導車がやってきて無事に出発。
やっぱり海外ですね。
ところが、今度は交通渋滞。
クラクションの大合奏と繰り替えされる急ブレーキ、急ハンドル
1時間かけて会場に到着したわけですが、車酔いで膝がガクガクしてるなんて絶対に言えない。笑

9:15 ランダム計量
階級の5%を超えてはいけないこの計量、当日の朝に無作為に選ばれた選手だけが行います。
この計量と縁が深い私、今回も選ばれまして、作為的ではないのか?と思わずにはいられません。
49,6kgでクリア!!
一安心です。

10:30 試合開始
私の試合会場は第2試合城
私の1試合目は、20試合目。
10:30までに1回目のアップを終わらせて、暖かい服装で待機
10試合前で念のためのトイレに行き
8試合前に最後のアップ
5試合前から呼び出しがかかるけど、実際にタイ貴女に向かうのは3試合前。
アクレで本人ん確認をして、柔道衣コントロールをして、いざ出陣!!

ちなみに、会場内はサンダルで移動するのですが、みんなのように脱いだままにすると、次に自分のサンダルと再会できない可能性があります。だから、毎回自分のバックの横に汚れないように置くようにしています。そうすれば、人の手を借りずに脱ぎ履きできるようになりますね。

さて、時の流れをズラーっと記載してきたわけですが、私の心境を少し記載していきます。
朝食後からみなぎるやる気に満ち溢れ、アップも予定通りに遂行でき、順調!! だけど。
緊張で気が狂いそう。
叫びたい衝動が抑えられない
緊張しているから、息が上がりっぱなしですぐにつかれちゃう。
・・・・試合って、こうだったよなぁ。
冷静になって自分の状況を考えると、ガチガチで笑えてきました。

1試合目はトルコ
東京パラでも対戦しているトルコのタジン選手。
両組で、肩車が得意。
この試合で一番悔しかったことは、警戒していたはずの肩車で投げられたこと。やっぱり受けが少し遅い。
この試合で一番嬉しかったことは、練習してきた寝技への移行が少し形になったこと。仕留められるように練習あるのみ。
負けてしまった試合でしたが、練習してきたことを出せた試合でした。

2姉妹目はウズベキスタン
浮き技から間接をとりたい選手
この試合で一番驚いたことは、相手選手の柔道衣の硬さ。本当に柔道衣コントロールを通過したのか?と疑問をもたずにはいられない!!
この試合で一番感動したことは、丁寧な審判! 試合場に入り開始戦に到達するまでにカウントダウンしてくれ、待てのたびに「Japan come here」、「Jappann thank you」と言って誘導してくれました。伝わりにくいかもしれないけど、方向転換を自発的に行うことで自分の認識と実際の位置にずれが生まれません。体に触れて回転させられると目が回る感覚になるから迷惑してたんだよね。笑
直接審判の先生にお礼を伝えたいなぁ

3試合目 アルゼンチン
大越と小外を得意とする長身の選手
難聴もある選手
この試合で一番悔しかったことは、安易に入った一本背負いを返されたこと。試合は私のペースだったのに、焦る必要はなかったのに、一本背負いに入りたくなりました。まだできたはずだったのに、と思わずにはいられない。
この試合で一番驚いたことは、相手の重心の位置。J1クラスは相手を引く選手がほとんどです。その中でもこの選手は旨の前で小さく惹きつける選手で相手の足の位置を感じにくい。だから、次の行動が予測しにくい。ただ、遠心力についてくることは大変そうみたい。
勝てると思った試合、最後まで力を出しきることが出来ず悔しい。一方で視覚聴覚の重複の障害があっても柔道にチャレンジすること、勝てる選手であることがすごいと感じた。負けてはいられない。
頑張ろう。

大会1日目、48kg級石井選手、57kg級広瀬順子選手、60kg級広瀬誠選手が出場し、石井選手が7位、広瀬順子選手は3位、広瀬誠選手は奇しくも初戦敗退という結果でした。
みんな、頑張りました。
「練習は報われる保証がないけど、自分を裏切らない」
なかなか結果は出ないけど、どの選手もステキな選手です。

そして、私たちが気持ちよく試合に挑めるようにサポートしてくれるスタッフの皆さんのおかげで、最後まで戦えました。
コーチボックスから聞こえる残り時間のコール、できているよ!という後押しの声、時には相手に先にくませようという戦術的アドバイスもくれます。
トイレや更衣室、ご飯など、細かなガイドを含め、1日を共に過ごしてくれたコーチ、スタッフ、選手の皆さんに改めて感謝いたします。

試合場からの帰りもやっぱり暴走バスに揺られてホテルへ。
今朝は渋滞で到着時間が読めなかったので、車内でテーピングを巻きました。試合の日だって何が起きるかわからない!!!
何が起きても対応できるように準備することが大切ですね。

ホテル自室に戻ってからはやっぱりお洗濯に励みます。
今日もよくがんばりました。

あすは大会2日目、重量級の試合です。

つづく